数式に慣れることからはじめよう
物理。それはまさに、この世の“もの(物)”の“ことわり(理)”です。物理学においては、この世の物の法則が、1つひとつきちんと追っていけば、誰でも理解に到達できる形で、エレガントに無駄なくまとめられています。
それらの法則は、苦手な方も多い、「数式」によって、記述されています。心情的にはできれば「数式いらずで苦労いらず」と行きたいところですが、それだと本質的な理解にはなかなかいたりません。
数式に慣れるコツは、それを無味乾燥な記号の羅列と考えず、それがいったいどのような現象を示しているのかを、あらすじで、大まかに理解することです。本書『物理学がわかる』では、なるべく数式を省かず、その法則がどういう現象なのかを、語り口調でやさしく説明しています。高校物理の内容を忘れてしまった人、または高校物理を少しだけやって挫折してしまった人などに、おすすめです。
真っ正面から理解する楽しさは「一生もの」!
本質をはっきり理解することは、それなりに難度が高いと言えますが、その分、理解した時の快感は大きいものです。何かを深く理解すると、それをきっかけに知識がどんどん広がっていきます。一生ものの楽しさを、物理で味わってみませんか。
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