4月の第3週の日曜日に行われる情報処理技術者試験、もう申し込みはお済みですか? もうとっくに申し込んで、学習を進めている方も多いでしょうか? 「申し込んでみたけど、まだぜんぜん勉強していないんだよねー。いろいろと忙しくて…」なんていうのが実状かもしれませんね。
そんな、時間がなかなかとれない方でも、合格を目指すなら押さえておきたいのが、「過去問題」です。大学受験の経験者なら、志望校の過去問題をまとめたいわゆる「赤本」を勉強の仕上げとして解いたはず。情報処理試験にとっても過去問題を解くことは、とっても大事。試験の形式に慣れておけば本番でも戸惑いませんし、時間配分をどうとるか、午後試験の長文をどのように攻略していくかは、過去問題を解くことでその力が養われていくからです。
午前は頻出問題をおさえよう!
午前試験では、過去の出題に類似した出題も多いです(まったく同じものもよくあります)。基本情報技術者試験では、21年度春期試験で「80問中22問」が、21年度秋期試験では「80問中37問」が過去問題に類似の出題でした。特にテクノロジー系の分野では、過去問題からの出題が、類題までを含めると新試験2回で約44%と高い比率。過去問対策が有効な分野です。
たとえば計算問題。毎回出題されるので、パターンはだいたい決まっています。計算問題は苦手~などと思わずにぜひ過去問題にあたって解き方を理解しておきましょう。得点稼げますよ。
午後は、時間配分がポイント。過去問題で実戦力をつけよう
午後試験の長文問題では時間配分が重要になります。基本情報技術者試験では問1~7が選択問題です。試験開始とともにいきなり問1から取り組みはじめるのはNG。また、じっくり読んで理解しながら解こうとすると時間が足りなくなってしまうことも…。まずは試験時間の初めの10分を使って問題をざっとみて問題選びの時間とします。問題文頭をさっと見たら、次に設問を見ます。一見難しそうな問題でも、設問を見てみると実は簡単な問題だったりもします。まずは、問題選択がポイントになります。そしてあとは、自分が得意な問題ややさしそうな問題から問いていき、後回しにした問題にじっくり時間をかけられるように配分してください。
この力を養うのは、やはり実戦あるのみ。過去問題にあたっていくことで感覚が養われていきます。
試験対策として過去問題対策がかなり重要なのがおわかりいただけたかと思います。
弊社刊の過去問題集『パーフェクトラーニング過去問題集』シリーズで出題動向を知り、傾向を把握して頻出問題の解法をきちんと押えましょう。実績ある著者陣による詳細かつわかりやすい解説もおおいに理解の助けとなるでしょう。
巻末には、答案用紙を収録しています。切り取って試験本番さながらの模擬試験用にお使いください。皆様の合格をお祈り申し上げます!
答案用紙(基本情報技術者試験用)