プロならではのフライヤーメイキングテクニックを手元に!!

各地のイベントスペースで行われる各種のイベントは盛況で、クラブイベント、演劇公演、省スペースでの映画、展覧会、シンポジウム、コンサートなど、それこそたくさんのジャンルのものが行われています。そして、その宣伝のためのフライヤーも多種多様なものが毎週と言っていいほどたくさん作られています。

フライヤーはチラシと同じものなのですが、こういったイベントスペースに置かれるものはあえてフライヤーと呼ばれ、新聞の折り込み広告や、ダイレクトメールとは区別されています。また、カルチャーイベントには必ずフライヤーが存在して、イベントを含めて世界観を作り上げられています。言わば、見た目もイメージも「カッコイイ」呼び方が「フライヤー」と言えるわけです。

それだけたくさん作られ、そして消えていくフライヤーだけに、紙一枚で消費者の目を引くデザインを作ることは非常に難しく、従来の宣伝チラシやダイレクトメールなどとは全く違った世界観を持っていると言えます。数多く作られるために、デザイナーも自分の引き出しをたくさんもっていないと、すぐにアイデアが枯渇してしまうことにもなりかねません。

本書『プロの現場から学ぶ! フライヤー メイキング・スーパーテクニック」は、新感覚のフォントやデザインセンスを駆使して作られた、フライヤーのメイキング方法を解説していきます。もちろん、単なる作り方の手順だけを教えるのではなく、プロのデザイナーとしての考え方やセンスまでも解説していきます。

フライヤーのデザインポイントからフォント選び、印刷の仕様まで、実際にイベントのジャンルごとにデザインしての解説なので、非常にわかりやすいはずです。さらにフライヤーは表裏があり、裏面で重要な地図の作り方まで説明しています。

本書は1枚の紙で世界観を作り上げるテクニックを1冊にまとめました。著者のパピエ・コレと監修者・長澤均氏は、雑誌、書籍、パッケージ、Web、プロダクトデザインなど、あらゆるジャンルで活躍している実力者です。初心者だけでなく、プロのデザイナーでも参考になる内容になっています。

Part1

Part1ではフライヤーとは何か、どういった作りなのか、基本を解説していきます。

Part2

Part2はこの本のメイン、ジャンルごとにフライヤーの作り方を解説します。もちろん、手順だけでななく、デザイナーがどういった考えからデザインをしていくのか、フォントの選び方やセンスまで解説していきます。

Part3

Part3はジャンルではなく、イメージからのデザイン法です。クライアントからこんなイメージなど言われたときに重宝するパートです。

Part4

Part4はギミックを凝らしたフライヤーの制作テクニックです。イベントスペースに置かれるフライヤーには1枚ものだけでなく立体的なものもあります。

Part5

Part5はフライヤーの裏面の作り方を解説します。フライヤーは表だけなく、裏面も重要です。ここには地図などが入ります。

Part6

Part6は実際に作ったフライヤーのデータを印刷所に入稿するためのデータ作りの解説です。データ作成のルールだけでなく、紙の選別やフォントなど、さまざまな知識が必要です。

Part7

Part7はフライヤーをデザインするうえで必要なカルチャー講座です。さまざまなイベントに対応したデザインをするにはその対象に対する知識が必要なのです。