立式の手間を省く!解析力学

理工系学生のアキレス腱

解析力学は、ニュートンの力学を、微分や積分など数学手法を用いて表現する科目です。

運動方程式や振動など一般的な力学は理解できるものの、数式が絡んでくるといまひとつ納得できないという方、意外と多いのではないでしょうか。

本書では、高校で学んだ基礎から入り、ステップバイステップで解析力学がどういう考え方を利用したものなのか、わかるようにまとめています。

たとえば、ラグランジュの運動方程式もニュートンの運動方程式から導いてみます。どのように式変形をしていけばよいのかがわかれば、最終的な結論であるラグランジアンやハミルトンの原理も自然と理解できることでしょう。

忘れた数学を思い出しながら

本書の特徴の1つは、解析力学の理解を助けるために必要な、だけれども忘れてしまった数式や定理を適宜掲載している点です。たった1つのことが思いだせずに、先に進めないようなことがないよう、配慮しました。

解析力学を勉強してみようかなと思ってもらえる1冊です。