Windows Vistaでデビューした「Windowsサイドバー」(ガジェット)はWindows 7にも搭載されていますが、表に出てこなくなりました。その訳は、「表示するだけで重くなる」からです。実際に、スタートメニューから[デスクトップガジェット]を起動して、いくつかのガジェットをデスクトップに表示してみましょう。とたんに操作や挙動が重くなるはずです。特に、CPUの性能が低いパソコンでは効果大です。
Windows 7では、システムを大幅に刷新することで性能を向上しています。そのため、Windows XP以前のOSを対象に作られたソフトウェアの場合、動作が重くなる可能性があります。また、一部のソフトウェアはWindows 7では動作しなくなっていますので、古いソフトを使い続けている方は注意が必要です。
技4:Windows Vistaから上書きでインストールする
Windows Vistaが入ったパソコンにWindows 7をインストールする場合、「アップグレード」(上書きインストール)を選ぶことができます。この方法でインストールするとVista環境をそのまま使えるので便利ですが、過去の「負の遺産」も導入されてしまいます。Vista時代にインストールしたソフトウェアやドライバがWindows 7の足を引っ張る可能性が高いので、なるべく「新規インストール」を選択しましょう。
技5:むやみに64bit版をインストールする
Windows 7のパッケージ版は、32bit版と64bit版のどちらかをインストールできます。今の大半のパソコンは64bit版に対応していますが、64bit版のほうがHDDやメモリを多く消費します。性能が不足しているパソコンに64bit版を導入すると重くなってしまうので、注意してください。また、メモリを4GB以上積んでいない場合、64bit版を使う意味はありません。