近年関数型言語が注目を集めています。関数型言語の代表はLispですが、Lispを学ぶのは敷居が高いと思われる方もいるでしょう。関数型言語の魅力に手軽に触れてみたい、そんな方にお勧めなのがScalaです。
Scalaの魅力とは
Scalaは簡潔で明瞭なコーディングが可能なこと、高い拡張性を持つこと、バグを作り込みにくいプログラミングができることなどから、高品質なコードを書くことができると言われています。Scalaならハローワールドも、
def printMessage {
println("Hello Scala world!")
}
のようにシンプルに書くことができます。Scala独特の部分もありますが、一度覚えてしまえば、非常に効率的にプログラミングを進めることができます。
ScalaはJavaとの親和性が抜群
Scalaは関数型言語とオブジェクト指向言語の両方の特徴を備えた、Javaとの親和性が非常に高い言語です。Scalaでは使い慣れたJavaのフレームワークやAPIをそのまま利用することができ、Javaとの高い相互運用性を備えています。本書『オブジェクト指向プログラマが次に読む本―Scalaで学ぶ関数脳入門』でScalaの使い方をマスターして、JavaとScalaのハイブリッドプログラミングに挑戦してみませんか?
Scalaを使って関数脳を身につけよう
本書は、Scalaや関数型言語の基本はもちろん、コレクション、再帰、パターンマッチング、型、並行プログラミング、DSLなど関数型言語にまつわる幅広いテーマをカバーしており、関数脳の基本を素早く一通り身につけることができます。特に大規模化、複雑化する中で必要不可欠になりつつある並行プログラミングは、基本的な概念から丁寧に説明しています。オブジェクト指向に飽き足らないプログラマの皆さん、この機会にScalaで関数的なプログラミングコンセプトに触れてみてください。
本記事で紹介した『オブジェクト指向プログラマが次に読む本―Scalaで学ぶ関数脳入門』は、11月13日発売予定です。