存じですか? エンディングノート

皆さん、エンディングノートってご存じですか? はじめてお聞きになる方も多いのではないでしょうか。エンディングノートとは、いざというときに備えて、自分の基本的な情報や、介護や延命治療、死後のことなどに対する自分の希望を記しておくものです。このところ、遺言書作成とともに、エンディングノートを書くのが静かなブームとなっていて、書店にもコーナーができています。

「先のことなんて……」とおっしゃるかもしれませんが、自分にもしものことがあったら「どうして欲しいのか」自分の意思を表明しておくことは、これからの人生を送るうえで、大切なことだと思います。

では、エンディングノートには、具体的にどのようなことを書くのでしょうか? 自分の病歴や、かかりつけの医者、どんな薬を飲んでいるかなど、医療に関することがあります。また、高齢になったときにどんな介護を受けたいか、介護を受ける場所はどこがよいのか、費用はどうするのかなど、介護に関すること。そして、どのような葬儀を行って欲しいのか、誰を呼んで欲しいのか、葬儀まわりのこともあります。さらに、後に残されるペットなど気がかりなことへの対処の希望から、パソコンの処分、ネット関連のID処理、財産と相続に関することまで、多岐にわたります。そして、自分がこれまで歩んできた道のりを振り返る自分史、大切な人たちへのメッセージも重要な部分です。

遺言書と違い、エンディングノートには法的拘束力はありません。ですからその分、構えずに好きなところから、書きたいところだけ、気軽に書いていけます。過去を振り返るためだけでなく、これからの人生をより豊かに生きていくためにも、役に立つことと思われます。

『手書きにもパソコンにも対応! よりよい人生のための  マイ・エンディングノート』は、5月下旬発売予定です。