JavaScript開発の旬をまるごと解説!

ここ数年でWeb開発言語の主役に躍り出たJavaScript。JavaScript徹底攻略では、jQueryやNode.jsといったライブラリやフレームワーク、設計から見直すクライアントサイドMVCの考え方を解説します。

定番ライブラリ「jQuery」

現在、JavaScriptライブラリのデファクトスタンダードと言えばjQueryです。jQueryを使えば、モダンで操作性の良い、クロスブラウザに対応したWebアプリケーションを手軽に作ることができます。また、jQueryは拡張性に優れており、豊富なプラグインがそろっています。本誌ではjQueryおよびスマートフォン開発向けのjQuery Mobileについて、基礎から応用まで徹底解説していきます。

サーバサイドJSの雄「Node.js」

従来、JavaScriptといえば手元のブラウザ上で処理される「クライアントサイド」側の言語でした。Node.jsを用いるとJavaScriptをサーバサイドで実行できます。ブラウザ上のJavaScriptと同じ記述方法、同じ仕様で動作するため、JavaScriptを知っている人であれば簡単にサーバサイドプログラムを作ることができます。そしてNode.jsはリアルタイムな非同期処理に向いているため、特に高度な知識がなくとも、JavaScriptを記述するだけで高速でスケーラブルなプログラムを書くことができます。本誌では、手を動かして実践しながらゼロから応用まで解説していきます。

設計から見直す「クライアントサイドMVC」

JavaScriptを駆使したリッチなWebアプリケーションを、シンプルなWebアプリケーションと同様の感覚で設計してしまうと、たちまちフラグやif文だらけのスパゲッティコードになってしまいます。それらを解決するために、最近ではクライアントサイドMVCなどのアーキテクチャや、それをサポートするフレームワークが注目を集めています。本誌では、これらの設計ノウハウやフレームワークとしてBackbone.jsの使い方を、徹底解説していきます。

ほかにも、テストを中心とした品質向上と継続的な開発を行うための環境構築、CoffeeScriptによるスピーディーで気持ちのよい開発、データ交換のためのJSONなど、複雑化する一方の開発現場を支える技術やツール、ノウハウを、多彩に取り上げます。