発売から半年が経過した今でも、ASUS製Androidタブレット「Nexus 7」の人気は衰えることがありません。高い性能と16GBモデルが19,800円という圧倒的なコストパフォーマンス、そして7インチという片手で操作できるサイズと軽さが特徴です。
また、発売が遅れていたSUMSUNG製Andoroidタブレット「Nexus 10」も2月にようやく発売になり、人気になっています。こちらは、2560×1600とiPadのRetinaディスプレイ以上の高解像度ディスプレイが特徴の10インチタブレットです。
この文章を書いている私も、Nexus 7とNexus 10を愛用しています。Nexus 7は持ち歩いて移動中や外出先で、Nexus 10は高解像度のディスプレイをいかして自宅で動画などを見るといった感じで使い分けています。ここでは、本書の番外編として、私的なNexus 7やNexus 10の活用法を紹介してみましょう。
読書端末として
KindleやReader、Kinoppyなどの電子書籍アプリを使えば、各ストアで購入した電子書籍をいつでもどこでも読むことができます。
また、ScanSnap(スキャナー)を持っていれば、紙の本を自分で電子化(いわゆる自炊)した本をPerfectviewerやComittoNといった自炊用のビューアーアプリで簡単に読むことができます。スキャンする手間はかかりますが、実際にやってみると非常に読みやすく快適で読書が捗ります。おかげで、私は紙の本を持ち歩くのを止め、電車の中や外出先でもNexus 7で読書をしています。ただし、大きなサイズの本や見開きでの表示は、Nexus 7ではサイズ的に厳しいところがあります。Nexus 10なら問題無いので、多いなサイズの本や見開きで読みたいときはNexus 10を使いましょう。
メディアプレイヤーとして
Twonky BeamやMX動画プレイヤーなどの動画プレイヤーアプリを使えば、リビングにあるハードディスクレコーダーで録画したビデオを自分の部屋で見ることができます。2560 x 1600とiPadのRetinaディスプレイ以上の高解像度ディスプレイのNexus 10なら高画質の映像も快適に楽しめます。
カーナビとして
Nexus 7にはGPSが搭載されていて、Googleマップのナビ機能を使えば、カーナビ代わりにもなります。車載用のスタンドも販売されているので、社内への取り付けも簡単です。
パソコンの代わりとして
Nexus 7は自宅だけでなく、ビジネスでも役立ちます。Jota+などのテキストエディタアプリを使えば、打ち合わせや会議のメモをとることができます。また、QuickOfficeなどのOffice互換アプリを使えば、会社で作成したWordやExcelのファイルを外出先で開いて、確認や編集ができます。この原稿のような長い文章を入力するときは、Bluetoothキーボードを使うと、パソコンと同じように使うことができます。
さらに、リモートデスクトップアプリSplashTop2を使えば、ネットワーク経由で離れたところにあるパソコンを直接操作することもできます。今までのように、重いノートパソコンを持ち歩く必要もありません。
このように、アプリや周辺機器を組み合わせると、Nexus 7・Nexus 10をさまざまな用途で活用できます。ここで紹介した以外にも、Playストアにはたくさんのアプリが公開されています。いろいろなアプリを試しながら、自分なりの活用方法を見つけてください。
その前に、まずは基本的な操作方法を知りたいという方は、本書「ゼロからはじめる Nexus 7 スマートガイド」「ゼロからはじめる Nexus 10 スマートガイド」をご覧ください。基本的な操作方法から、電子書籍やビデオ・音楽の楽しみ方、パソコンや周辺機器の連携方法など、Nexus 7・Nexus 10の使い方を一通り紹介しています。 Androidタブレットが初めてという方は、本書を最初のステップにして、活用の第一歩にしてください。