iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデル⁠こちらがお勧め?

旧型のiPadでも最新のOS利用は可能

2013年11月に、新しいiPadである、iPad mini RetinaディスプレイモデルとiPad Airが発売されました。それぞれWi-Fiモデルと、3G/LTEでも通信ができるWi-Fi+Cellularモデルが提供されています。なお、Wi-Fi+Cellularモデルは2013年11月時点ではauとソフトバンクから発売されていますが、今後ドコモからも発売される可能性があります。

新しいiPadは最新のiOS 7がインストールされています。iOS 7はiOS 6以前と比べ、全体のデザインが変わっており、新しい機能も増ています。

なお、旧機種のiPad miniやiPad 2でも、OSをアップデートすることによりiOS 7を利用することは可能です。ただし、旧機種のiPadをiOS 7にしたら動作が重くなったという報告がありますし、特にiPad 2ではハードウェアの制約でiOS 7の新機能の多くを使うことができないので、アップデートしない方が使いやすいかもしれません。

違いは大きさのみ

iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルの違いは、ハードウェアの性能はまったく同じなので、本体の大きさのみです。そのため、どちらを購入するか決める要素は大きさ以外にほとんどありません。たとえば常に持ち歩きたいならiPad mini Retinaディスプレイモデルの方が向いていますし、主に自宅で使いたいならiPad Airの方が向いています。

大きさが異なるため重量もiPad AirはiPad mini Retinaディスプレイモデルの約1.5倍、一方ディスプレイは同じドット数のRetinaディスプレイを使用しているので、iPad Airの方がディスプレイサイズが大きい分、解像度はiPad Airの方が低くなっています。iPad mini Retinaディスプレイモデルは解像度が高いため、小さい文字などは綺麗に表示されますが、iPad Airの方が純粋にディスプレイサイズが大きいため、映画や電子書籍の閲覧など、多くの場合iPad Airの方が見やすいでしょう。大きな画面のテレビと小さい画面のテレビをイメージしてもらうとこの違いが分かりやすいと思います。

新iPadと旧iPad mini比較
iPad AiriPad mini Retina
ディスプレイモデル
iPad mini
サイズ240×169.5
×7.5mm
200×134.7
×7.5mm
200×134.7
×7.2mm
重量約469g約331g約308g
画面サイズ/解像度9.6型/
2,048×1,536
ドット(264ppi)
7.9型/
2,048×1,536
ドット(326ppi)
7.9型/
1,024×768
ドット(163ppi)
内蔵ストレージ16/32/64/128GB16/32/64/128GB16GBのみ継続販売
価格16GB51,800円41,900円31,800円
32GB61,800円51,800円
64GB71,800円61,800円
128GB81,800円71,800円

仕様と価格はWi-Fiモデル(2013年11月25日時点)

結局どちらを買えばいいのか?

利用時間>持ち運び時間ならiPad Air、逆ならiPad mini Retinaディスプレイモデルとなります。もちろん、⁠iPad Airでも持ち運びに問題ない」という人は、iPad Airを選択してください。

なお、屋外(カフェや電車など)で使うことが多いのであれば、毎月の通信費はかかりますが、初期費用が安く済むWi-Fi+Cellularモデルも便利です。