いまさら聞けない「仮想化」って

いまや、コンピュータの能力はあまっている?

「新機種のパソコンの性能がすごく向上したみたいだけど、どうせもうちょっとすればどんどんよくなるし……」と思ったこと、一度はあるのではないでしょうか。

実際、コンピュータの性能はすさまじい勢いで上がっています。そうなると、1つのコンピュータの能力を使いきれないことも。最近ではだいぶ安くなってきたとはいえ、コンピュータの値段はバカになりませんし、特に業務で使われる「サーバ」の性能や規模では、効率の悪さは際立ってきます。

もしも1台のサーバで複数の処理を仮想化

では、もっと効率的にコンピュータを利用する方法はないのでしょうか? その答えが「仮想化」という技術です。

仮想化とは、とても割り切って説明すると、⁠1つの物理サーバを、複数のOSで使えるようにする」というもの。これにより、たとえば8台分の余裕あるサーバに分散していた処理を、1台の最適な性能のサーバにまとめるようなことができます。そうすれば、当然コストは安くなりますし、管理もラクになります。

VMware社の現場のエンジニアが書き下ろした入門書が登場!

そのようなメリットを持つ仮想化技術ですが、⁠そんなにうまくいくの?」とか「導入するためには、どうすればいいの?」などと思うかもしれません。そんな疑問に応えるのが、この度刊行されたVMwareの基本です。

本書の特徴は、仮想化技術のトップシェアを誇る「VMware」について、VMware社の現場のエンジニアが書き下ろしていること。設計・構築・運用まで、VMwareを利用するにあたって考えるべきこと、実践すべきことをコンパクトに凝縮した、いちばんやさしい入門書となっています。新バージョンであるvSphere 5.5に対応しているのもポイントです。

本書は、紙の書籍はもちろん、Gihyo Digital PublishingやAmazon Kindleで電子書籍版も配信中。ぜひお好みの媒体でチェックしてみてください!