パソコン、タブレット型コンピュータ、スマートフォンなどのハードウェアはもちろん、インターネットを楽しんだり、無線LANで機器同士をつないで利用したりと、現在のITサービスはネットワーク技術なしに語ることはできません。
最近では、難しい設定なしにパソコン同士をプリンタなどの機器を繋いでくれたり、パソコンとタブレット型コンピュータやスマートフォンなどのデータを同期してくれる便利な機能も増えました。
そのため、普段は何気なく利用しているネットワークですが、どのような仕組みで成り立っているかを理解している人は少なく、ネットワーク技術については、よくわからないという人が多いのではないでしょうか。
一言でネットワーク技術といっても、パソコン、スマートフォンをはじめ、最近では、テレビや家電などもネットワークにつながるため、様々なハードウェアがあり、また、ハードウェアだけでなく、それぞれを制御するためのOSや言語などのソフトウェア的なものや、通信方法(方式)などの規格、それに提供されるサービスなど、それぞれの分野が関わり合って成り立っています。
また、ネットワーク技術には、パケットやTCP/IPなど、聞きなれない横文字が多いうえに、用語の数が多く、さらに良く似た紛らわしい名前などもあります。
そのため、ネットワークの知識を身につけようと勉強しようとしても、何から手をつけて良いのかわからないという人も多いと思います。
さまざまな技術があるため非常に難しく思われるネットワーク技術ですが、基本的なことはシンプルです。ネットワーク技術習得のベースとなるのは、つながる方法とその仕組で、あとは用語を覚えて、概要さえつかめてしまえば、理解するのはそれほど難しくありません。
その概要を理解することを目的として生まれたのが「目で見てわかる ネットワーク重要単語集」で、この度5年ぶりにリニューアルし、改訂4版として発売されました。
この書籍は、ネットワーク技術習得には必須の用語をピックアップし、それらすべてを図解にしました。また、解説の多くは擬人化されているので、ネットワークの各技術と役割がとてもわかりやすく、イメージをつかむのにとても適しています。これからネットワークをはじめようとする方にぜひお勧めの1冊です。