仕事が予定どおりに終わらない4つの原因
そんなコメントとともに原稿執筆の催促をするのは、編集者の日常茶飯事。もちろん、ただでさえ忙しいなか、仕事の合間を縫って原稿を書きあげるのは至難の業なので、予定より進行が遅れるのはおかしくない話です。でも、「たいして難しい仕事をお願いしているわけでもないのに、なんだか仕事が遅い」という人、あなたの身のまわりにいませんか?
なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのでしょうか?
そんな悩みがそのままタイトルになった新刊『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』の中で、著者の佐々木正悟さんは、原因を以下の4つに分類しています。
- ムダにできる時間がほとんどないことに気づかずに、時間をムダにしている
- 割り込み仕事や他人からの頼まれごとが入ると、ついそちらを優先してしまう
- いつも意識だけはしているのだが、手をつけるのが面倒で、先送りを繰り返す
- 完璧な成果を求めすぎて、90%の時間で10%しか終わらない
「優先順位をつける」ことに意味はない
上記4つの原因は、どれもよく耳にするものでしょう。しかし、そのような問題への対策が示されることは意外となかったりします。たとえば、「早く取りかかるべき」と言われても、それでうまくいくならだれも苦労しませんよね。また、書店に行けば時間管理の本はたくさん出ていて、手帳やデジタルカレンダーを用いたテクニックが紹介されていたりしますが、それで時間管理がうまくいくようなら、もうとっくにたいていの人がうまくいっているはずです。
では、どうすればいいのか?
その答えとして佐々木正悟さんが挙げているのが、大橋悦夫さんが編み出した「タスクシュート」という方法です。特徴はいくつかありますが、一番インパクトがあるのは「優先順位をつけない」という点。「仕事は、やった順にしか終わらない」から、どんなに厳密に優先順位をつけても、その順番でやらなければ(できなければ)、結局優先順位を裏切っていることにしかならないためです。
タスクシュートの特徴は、まだまだほかにもあります。『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』では、仕事が予定どおりに終わらない4つの原因をより深く分析しながら、タスクシュートの方法論をよりくわしく解説しているので、ぜひご覧になってみてください。紙の書籍はもちろん、GihyoDigital PublishingやAmazon Kindleで電子書籍版も配信中です!