一昔前、「コピーライティング」といえば、広告におけるコピーライターをはじめ、一部の専門職のためのスキルでした。2014年の現在ではそれは、Web上のコピーライティングとイコールに近い位置づけになっています。ご存知のとおり、インターネットは、誰にでも情報発信ができる、参入障壁が非常に低い「メディア」であり、さらに販売も行うことができる「店舗」という場でもあります。そのため現在では、ほぼあらゆるビジネスにおいて、インターネットによる情報発信、商品・サービスの販売が行われるようになりました。Yahoo!や楽天、Amazonのように巨大なWebサイトもあれば、1人で気の向いたときに行っているようなWebメディア、ショッピングサイトまで、実に多種多様なWebサイトが存在します。
しかしその一方、Webには情報があふれているため、情報発信や商品・サービスの販売によって結果を出すことは簡単とはいえない状況になりつつあります。仕事において、Webで情報を発信したり、なんらかの商品・サービスを販売するといったことに関わったことがある方はおそらく非常に多いのではないでしょうか。一度でもそうした経験のある方でしたら、インターネットの世界で、届けたい潜在顧客にアプローチし、実際に商品を購入してもらうことの難しさを実感されているのではないかと思います。そしてこうしたWebによる情報発信、販売で重要になるのが、「文字によるセールス」であるセールスコピーライティングです。「ユーザが求めている情報を伝える」ための技術であるセールスコピーライティングのスキルを身につけておくことがこれからのビジネスマンには、必須の技術になっていると言っても過言ではありません。とはいえ、こうしたスキルは体系化された教科書があるわけではなく、どうしたらこのスキルが身につけられるのか、悩んでいる方も多いようです。
しかし実は、セールスコピーライティングは難しいものではありません。そこには歴然とした「ルール」があり、このルールを知り、実践することで、どんな商品でも売れるようになります。
ではそれはどんなルールなのでしょうか。重要なのは、「ユーザーそのものを深くリサーチする」ということです。
セールスコピーライティングの必須パーツと材料
セールスコピーは、4つのパーツから構成されます。「キャッチコピー」「ボディコピー」「クロージングコピー」「追伸」です。そして、実際にコピーを書く前に、材料集めが必要です。材料とは、次の10個ですが、この材料を集めるだけで、セールスコピーライティングは簡単に行うことができます。
- キャッチコピー
- ボディコピー
- ②「結果」パートの材料
- ③「実証」パートの材料
- ④「信頼」パートの材料
- ⑤「安心」パートの材料
- クロージングコピー
- 追伸
この10個の材料を集めたら、それらを組み合わせるだけで、自然と売れるセールスレターが完成します。材料集めの方法、組み立て方にはそれぞれルールがあります。「10倍売れるWebコピーライティング」ではこの材料集め(リサーチ)の方法、そして、集めた材料を効果的に組み立てる(執筆)方法をわかりやすく解説しています。本書でお伝えする方法を実践することで、あなたがコピーライティングの素人であったとしても、間違いなく結果が出ます。ぜひ、実際に試してみてください。