飛んで⁠乗って⁠走って⁠歩いて大地のリズムを感じよう! 「地形のヒミツが見えてくる 体感!東京凸凹地図」

日頃、電車や車を使っていることが多いのであまり気づきませんが、東京は多くの坂や谷、台地や崖のある凸凹(でこぼこ)地形の宝庫です。長い間の地殻変動、気候変動に加え、埋め立てなどの開発を経て、地形はさまざまに変化し不思議な形になっています。

本書は東京の中心部から近郊にかけて、地形的に特色のあるスポットを選び、ビジュアルな表現力のある陰影段彩地図を用いて地形の特徴を解説した書籍です。紹介しているスポットは、水辺(玉川上水やウォーターフロントなど⁠⁠、山地(八王子や多摩ニュータウンなど⁠⁠、東京の中心部(霞ヶ関や渋谷、市ヶ谷など⁠⁠、崖・丘陵(狭山丘陵や高尾山など⁠⁠、(鉄砲坂、愛宕山など⁠⁠、東京近県(横浜、箱根、筑波山など)とカテゴリー別にトータル40カ所にのぼります。解説文は豊富な写真を交えて、地理的な話だけでなく歴史や文化的エピソードも盛り込んであるので、町歩き愛好家の方が読んでも十分楽しめる内容になっています。