プログラミングは手を動かして学ぼう

「せっかくパソコンを買ったので、プログラミングも覚えてみたい」こう考えている方はいらっしゃいますか。ここでは、初めてプログラミングを学ぶときに大切なポイントを紹介します。

自分の手を動かそう

プログラミングを学習する際には、⁠実際に自分の手を動かす」ことが大切です。

最近では、学習書に掲載されたサンプルプログラムのソースコードを、付属CD-ROMやダウンロードサイトから入手できることも多いでしょう。

これはとても便利なのですが、入手したソースコードをコピー&ペーストしてプログラムを動かすだけではもったいない。本を見ながら自分の手で入力し、実行することをお勧めします。

自分で入力すると、ちょっとした入力ミスでプログラムが動かなくなったり、エラーが表示されたりすることがあるはずです。こうしたエラーを体験して、何が間違っているのかを推測し、推測に基づいてソースコードを修正する。これを、サンプルが正しく動作するまで繰り返しましょう。

遠回りに思えるかもしれませんが、プログラミングスキルを身に付けるうえでは貴重な経験です。

サンプルを改造しよう

次のステップとしてお勧めしたいのが、⁠サンプルプログラムを改造する」ことです。

最初のうちは、変数の値や繰り返しの回数を適当に変える程度で大丈夫です。ソースコードのどこを変えると実行結果がどう変わるのか、徐々にわかってきます。

慣れてきたら、あらかじめ「処理結果をこう変えよう」と決めておき、そのためにはどこを修正すれば良いかを検討し、実際に試してみるのです。いざ改造してみると、思うように動作しないことも多いでしょう。途中で処理が止まらなくなってしまうかもしれません。

そこで諦めず、⁠何がおかしかったのか」⁠どうすれば思い通りの実行結果になるのか」をしっかり考え、再びソースコードを修正します。ここでも、実際に手を動かすことが大切です。


プログラミングの学習中にエラーが表示されたり、処理が止まったりしても、パソコンは簡単に壊れたりしません。安心してソースコードを変更してください。

試行錯誤しながらプログラムを入力・修正した経験は、将来、一からプログラムを自作するときにきっと役に立ちます。