Yahoo!ショッピングに出店すべき人は?
ネットショップのオーナーになろうという人は、ネットショップで商品を購入する人に比べればごく少数でしょう。しかし、ここではこの少数のネットショップオーナー側からYahoo!ショッピングを見ることで、Yahoo!ショッピングの特徴を紹介してみましょう。
Yahoo!ショッピングへの出店を検討すべき人はズバリ以下の人です。
- ① ネットショップは初めてという人
- ② なるべくコスト(リスク)を下げたい人
- ③ 自社のサイトでの売れ行きが悪い人
- ④ 楽天市場など既に他で出店している、もしくは複数同時出店を考えている人
出店にかかる費用が無料
まず、前述の①と②について見てみましょう。
たとえば、楽天市場に出店した場合、初期費用が60,000円、月額費用が最低19,500円、システム利用料が最低でも売上の2%かかります。ところが、これらの費用はYahoo!ショッピングではすべて無料です。そのため、ネットショップは初めてで、とりあえずお試しで始めたいけど、コストは極力抑えたいという人に向いているわけです。
ただし、Yahoo!ショッピングも完全に無料というわけではありません。かならずかかる費用として最低売上の1%のTポイント原資、同じく1%のアフィリエイトパートナー報酬原資があり、商品購入者が決済サービスを利用した場合は決済サービス手数料がかかります。
外部リンクや顧客のメールアドレス保有が可能
③については前述の出店費用が無料という要素も関係します。低コストで気軽に販売ルートを増やすことができます。
また、Yahoo!ショッピングでは外部リンクが可能なので、Yahoo!ショッピングのお店を訪れた、もしくは商品を買った人を自社のサイトに誘導することができます。Yahoo!ショッピングは、検索ポータルサイトであるYahoo!JAPANからの訪問が期待できるため、外部リンクを使うことで、間接的にYahoo!JAPANから自社サイトへ顧客を誘導することができます。
Yahoo!ショッピングからの顧客は、メールアドレスの保有が可能であるため、自社サイトだけでは集客できなかった層に、自社ブランドの宣伝やマーケティングに利用することができます。メルマガや懸賞なども無料でできるため、商品を購入した人以外のメールアドレスを集めることもできます。
流通額は楽天市場の1/5~1/3程度
Yahoo!ショッピングは出店コストが低いため、既に楽天市場などに出店している場合や、これから本格的にネットショップを立ち上げる場合に、販売ルートを増やすための出店が可能です。
Yahoo!ショッピングの店舗ページ作成は難しくありませんし、既に他でお店を運営している人であれば、商品紹介などはコピー&ペーストで作ることができます。
ただし、楽天市場と比較した場合、現在全体の流通額は1/5~1/3程度であり、過度な期待は禁物です。他の出店を止めて、Yahoo!ショッピングに一本化したり、Yahoo!ショッピングに何店舗も出店することは危険です。
また、複数出店は運営の手間が増えることにも注意しましょう。