あらゆる思い出を⁠完璧な1枚に

写真はデジタルが当たり前に

10数年前までは主流だったフィルムカメラは急激にその数を減らしてきました。⁠写真屋さんでフィルムを現像」なんてフレーズはめっきり聞かなくなり、家電量販店やカメラ店でもフィルムを見ることはほとんどなくなりました。かつて写真フィルムの雄として知られたコダックが経営破たんに追い込まれたことも記憶に新しいですね。

今日ではカメラと言えばデジタル一眼レフカメラやデジタルコンパクトカメラを指す言葉になりました。スマートフォンのカメラ機能も目覚ましい進化を続けています。最初期は画質がフィルムに劣ると言われていたデジタルカメラですが、今やその差はほとんどなく、一部の機種ではフィルムカメラを上回っているとまで言われています。さらに、デジタル化したことで撮影枚数が増えたり、撮った写真をその場ですぐに確認できたり、高品質な動画を撮影できたりといったフィルムにないメリットも数多くあります。フィルムを使わなくなった、あるいはフィルムを使ったことのない方でも最近はデジタルでたくさん写真を撮っているのではないでしょうか。

デジタル醍醐味は編集

デジタルカメラ(デジタル写真)の優れた点は撮影時に発揮されるだけではありません。撮影後の画像編集の容易さもその魅力の1つです。デジタルカメラの登場までは、撮影後の写真を高品質なまま加工したり補整したりすることは大変難しい作業でした。ところが今日ではデジタルカメラ本体の機能で撮影後に編集できたり、スマートフォンのアプリでワンタップで編集できたりとグッと簡単になりました。

写真からから余計な障害物をなくしたり、肌や目の色がよく出せなかったときに補整したりすればイマイチだった写真も、ずっと残しておきたい思い出の写真にかわります。撮影した写真をメールに添付して送信したり、写真をまとめてスライドショーを作ったりといった新しい楽しみ方もデジタルだからできることですよね。

デジタル化によって、写真を撮るだけでなく、編集・補整したり公開したりすることも立派なカメラの楽しみ方になりました。

さて、撮影後の写真の編集に興味が出てくるとデジタルカメラやスマートフォンのアプリの編集は、簡易的なもので思ったような効果が出せなかったり、小さな画面で操作がしづらかったりと、段々問題を感じるようになることがあります。そのような写真編集にこだわりたい人たちの間では、パソコン専用ソフトを使った編集が人気です。

ワンランク上の編集はPhotoshop Elementsにおまかせ

パソコン専用写真編集ソフトというと、いくら写真編集がデジタル化で簡単になっているといっても、なんとなく難しそうな印象を覚えますね。実際にプロフェッショナル向けの知識を必要とするソフトもあります。

しかし、プロに匹敵する素晴らしい編集を簡単にできるソフトがあるんです。

それがPhotoshop Elements(フォトショップエレメンツ)。画像・映像ソフトの分野で世界中で高いシェアを誇るAdobe社が、写真編集ソフトの金字塔で多くのプロフェッショナルが利用するPhotoshopというソフトの技術を転用し、初心者でも使いこなせるように操作を簡単にしたソフトです。以下の編集・補整がちょっとの手間で可能になります。

  • ピンボケ・手ぶれ補正
  • RAW現像
  • 肌色・赤目修正
  • 合成写真
  • フィルター効果
  • 傾きの修正
  • モノクロ写真化
  • 古い写真の復元

写真の編集や補整だけでなく、ほかにもはがきの作成や写真の整理など、家庭に嬉しい機能も満載です。思い出の写真のアルバムをデータとしてパソコンに残す。お気に入りの写真だけのギャラリーをパソコン上に作ることが簡単にできます。プロ並み写真編集が自宅でできるPhotoshop Elements。最新版のPhotoshop Elements 14の使い方を詳しく解説し、ますます簡単に、もっと楽しく使いこなせる書籍が技術評論社から発売中です。本格的な写真編集を楽しく簡単にはじめたいあなたは必読です。