あなたのコンテンツはちゃんと顧客に”刺さって”いますか?
マーケティングに携わる方は、「コンテンツマーケティング」という言葉を耳にしたことがあると思います。「コンテンツマーケティング」とは、近年注目されている、価値のあるコンテンツを制作し、見込み顧客に関心を持ってもらい、態度変容を促す(購入してもらう、リピートしてもらう)ことを目指すものです。
「コンテンツが重要って当たり前じゃない?」「価値のないコンテンツってあるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「商品特長を並べただけ」「独自性がなく、ありきたり。どこかで見たことがある」「またこの切り口でつくるの?」……などなど、心当たりはありませんか? 行き当たりばったりでコンテンツをつくっても、まったく価値のない、「言いたいことを詰め込んだだけ」の企業の独りよがりなコンテンツになってしまいます。
「誰に」「何を」「どのように」を考えよう
それでは、どうすれば顧客に刺さる良いコンテンツがつくれるのでしょうか。ポイントは、最初にきちんと設計図を練り、「誰に(顧客)」「何を(目的)」「どのように(切り口、方向性、表現など)」伝えたらいいのかを整理することです。
「誰に」は、ズバリ顧客のことですが、本書『コンテンツ・デザインパターン』では、顧客を購買ステージごとに7つに分けています。その上で、それぞれの顧客にとっての目的(どんなことをわかってもらい、何をさせたいか)を検討していきます。目的が決まると、おのずとどのようなコンテンツを用意したらよいのかがわかります。そのうえで、どんな切り口、方向性で進めればよいのかを検討していくとスムーズに、効果的なコンテンツをつくることができるようになるでしょう。
11の層から成る「コンテンツ・デザインパターン」とは?
本書『コンテンツ・デザインパターン』は、そのポイントのノウハウがぎゅっと詰まった1冊です。書名にもある「コンテンツ・デザインパターン」とは、マーケターが顧客に態度変容を促せる情報(買わせるコンテンツ)を創造的に形づくって(デザインしていく)上で、検討しておきたい要素をできるだけ網羅的に体系化(パターン)したヒント集です。以下のような11層のミルフィーユ構造から成り立っています。
コンテンツ・デザインパターン
- 【伝え方の工夫】
- 第1層:顧客と商品の関係性を理解する
- 第2層:目的を決める
- 第3層:切り口を決める
- 【伝える内容の工夫】
- 第4層:商品特長を確認する
- 第5層:ターゲット顧客を確認する
- 第6層:利用シーンを確認する
- 第7層:顧客便益を決める
- 【伝える体裁の工夫】
- 第8層:表現を決める
- 第9層:メディア活用方法を決める
- 【効果測定改善】
各層についてていねいに解説しており、また、さまざまな段階の顧客に向けた切り口、コピー、パターン、ビジュアルについて、国内外の135社159例という豊富な事例を収録。具体的なコンテンツのつくり方をまとめています。
「どうすれば良いコンテンツをつくれるのか?」「どのようなコンテンツをつくればいいのか?」とお悩み必読の一冊です。ぜひお手にとってご覧ください!