みなさんは「Minecraft」というゲームをご存知でしょうか?
いわゆる「サンドボックスゲーム」と呼ばれるジャンルの代表格で、開発元のMojangによれば、2017年時点で全世界5,500万人ものユーザーがこのゲームで楽しんでいるそうです。YouTuberたちがプレイ動画を公開し、注目を集めるなど、日本では小中学生に人気のあるゲームでもあります。そんな人気のMinecraftはどんなゲームで、どこに魅力があるのでしょうか。ここではその一端を紹介していきましょう。
なんでもゼロから自分で作れる!
Minecraftの世界はさまざまな種類のブロックでできています。土のブロック、樹木のブロック、鉄鉱石のブロック……すべてがブロックなのです。これらのブロックは、道具を使って壊したり、あるいは持ち歩いて好きなところに設置できます(レゴブロックでできた世界を想像するとわかりやすいかもしれませんね)。ブロックを組み合わせることで、ツルハシや釣り竿のような道具や、さらに複雑なブロックを合成することも可能です。そうです、Minecraftの世界では、なんだって自分で作り出せるのです!
なかでも人気なのは建築でしょう。自分だけの秘密基地を建てるのなんて朝飯前。根気とクリエイティビティがあれば、壮麗なお城を再現したり、賑やかな都市さえ自分の力で作ることさえ可能です。
生き延びて貴重なアイテムを手に入れろ!
ただし、Minecraftの世界で生きることは一筋縄ではいきません。夜になればゾンビやガイコツが現れて攻撃してきますし、きちんと食べ物を収集したり栽培したりしなければお腹が空いてしまうのです。
もちろん、危険には見返りがつきものです。強い敵がうじゃうじゃいるエリアで生き延びることができれば、そこにしかないアイテムを持ち帰り、強い武器を作ったり、魔法の薬を作ったりできるようになるでしょう。自分の身一つで生き延びるスリルは、病みつきになってしまう面白さです。
教育分野でも大注目!
また、Minecraftは教育の分野でも注目されています。
たとえば、エレベーターやトラップなどなど、自動で動く装置を作るための「レッドストーン」というアイテムがあります。このアイテム、実はとんでもなく幅広い応用が可能で、Minecraftユーザーの中には立派な計算機を作ったような猛者もいるほどです。……と、そこまでいくのは大変ですが、レッドストーンを使えば条件分岐や繰り返しなどが可能な回路を簡単に作れますから、プログラミングの概念に触れるにはうってつけの教材と言ってよいでしょう。
そんな魅力たっぷりのMinecraft世界の歩き方を指南してくれるのが、開発元のMojang自らが執筆した「Minecraft公式ガイド」シリーズ。ゲームを始めてからこの世界で生活する術を余すところなく紹介する『サバイバル』、自分だけの建物を建てるノウハウの詰まった『クリエイティブ』、レッドストーンの基本をていねいに解説した『レッドストーン』、貴重なアイテムに満ちたエリアの攻略テクニックを明かす『ネザー&ジ・エンド』という鉄壁のラインナップで登場です!
こだわりのデザインでプレゼントにもぴったりですし、この記事で興味を持った大人のあなた! これらを片手にMinecraftの世界に分け入ってみるのもおすすめですよ!