Web 2.0の時代にトレンドになった技術にAjaxがあります。Ajaxによって、画面遷移のない、たとえばGoogleマップのようなWebが実現できますが、Ajaxが静的なHTMLページの一部をリッチにしていたのに対して、ページ全体がダイナミックに変わり、画面遷移がサーバからのレスポンスに依存しないアプリケーションを「SPA」と呼ぶことができます。SPAを使ったアプリケーションとしては、前述のGoogleマップやSlackがその利用例として挙げられます。JavaScriptフレームワークとして最近人気のものにReact、Angular、Vue.js、React Nativeという4つのフレームワークがありますが、これらはいずれもSPAで使われる用途がメインのものばかりです(React、Angular、Vue.jsがWebアプリケーション構築のためのものであるのに対し、React NativeはiOS、Androidの両方に対応したネイティブアプリケーション構築を用途とするという違いがあります)。