GIMPで自由自在に画像編集!

GIMPとは?

写真の編集をしたいと思うことはあるでしょうか? 最近はスマホで写真を撮影して、そのままアプリで編集するということも簡単にできるようになりました。しかし、合成などちょっと手の込んだ編集をしようと思うと、まだまだパソコンの方がしやすいでしょう。

写真の編集ソフトといえばAdobeのPhotoshopが代表的です。しかし、お金を出してまではちょっと……と腰が引けてしまうかもしれません。一般ユーザー向けのPhotoshop Elementsでも、購入には1万円以上かかります。お金は払いたくないけど、Photoshopにも負けない編集をしたい……などというワガママはかなわないのでしょうか? 実は、この夢を叶えてくれるソフトがああります。それが「GIMP」です。

GIMPは有志によって開発された、無料で使える画像編集ソフトです。無料とはいえ、その機能は有償ソフトと比べても何ら遜色はありません。色の補正やトリミングなどはもちろん、レイヤーやパスといった機能も備えています。さらに、対応している画像形式はJPEG、PNG、GIF、PDFなどと非常に多種多様。Photoshopで編集したデータであるPSDファイルまで読み込み・書き出しともに可能です。まさに「無料版Photoshop」とでも呼びたくなる高性能ソフトです図1⁠。

図1 GIMPの編集画面
図1 GIMPの編集画面

バージョンアップで機能がさらに充実!

GIMPには具体的にどういったことができるのでしょうか。写真の編集にも色々ありますが、色の補正は需要が最も大きいもののひとつでしょう。GIMPには数多くの色補正メニューが揃っており、明度・彩度・ホワイトバランスなどを自在に調整することができます図2⁠。

図2 暗い印象の食べ物の写真(左)を、明るく直すこともできます(右)
図2 暗い印象の食べ物の写真(左)を、明るく直すこともできます(右)

写り込んでしまった余計なものの削除もGIMPなら簡単に行えます。被写体の削除には<修復ブラシ>というツールを利用します。ツールの設定をすれば細かい修正にも対応できます図3⁠。

図3 写り込んだものの削除も簡単です
図3 写り込んだものの削除も簡単です

なお、GIMPは今年7月に最新版の2.10がリリースされました。前バージョンの2.8と比べると、2.10では主に以下の機能が追加されています。

  • 色補正
  • 複数の変形機能を統合したツール
  • 立体的に写真を回転させるツール
  • 「MyPaint Brush」の一部機能
  • 「フィルター」による特殊効果の種類

こうした新機能も含めて、本書すぐに作れる ずっと使える GIMPのすべてが身に付く本ではGIMPで利用できる150以上の機能をリファレンスで解説しています。GIMPの充実っぷりを理解してもらえるかと思います。

チュートリアルですぐに使いこなせるように

しかし、機能が充実すればするほど、はじめて写真の編集をする人には何をしたらいいんかわからなくなってしまうかもしれません。無料で使えるGIMPは初心者の方が触れやすいソフトです。上手く使いこなせなかったら宝の持ち腐れになってしまいます。

そこで本書では、上記のリファレンスに加えて、よく使う機能の使い方や、チラシやポストカードの作り方などがすぐに身に付くように、ていねいに手順を解説したチュートリアルを前半に設けています。すぐに一通り使えるようになりたい人はチュートリアルでザッと感覚を身に付けて、細かい操作はリファレンスで確認しながら使うといったことができます。1冊で2度おいしい本書をお供に、是非ともGIMPで写真を格好良く編集してみましょう!