用途が広がり続けるスマートスピーカー
2017年の秋、日本ではGoogle、LINE、そしてAmazonと各社から続々、スマートスピーカーが発売されました。発売後もスマートスピーカーは継続的に進化しており、ソフトウェアの更新、連携サービスや機器の増加で、便利さや使い勝手がますます高まっています。特にAmazon Echoは、2018年後半に新機種が続々と登場し、ディスプレイ搭載の製品も選べるようになりました。ここではそうした流れも踏まえて、最新スマートスピーカーでできることを紹介します。
各社スマートスピーカーの比較
まずは代表的なスマートスピーカーの特徴やできることを、メリット・デメリットという観点から紹介した下の表をご覧下さい。各社のスマートスピーカーの傾向がざっくりとおわかりいただけるかと思います。
|
Alexa搭載スピーカー

|
Googleアシスタント 搭載スピーカー

|
Clova搭載スピーカー

|
メリット |
- Amazonでショッピングができる
- スキルを使って機能を追加できる
- 連携可能な外部サービスが圧倒的に多い
- 対応する家電製品が多い
- 画面付きの機種なら動画も視聴できる
- 通話機能が使える
- サードパーティ製もある
|
- 音声認識の精度が高い
- Googleならではの高度な検索機能
- カレンダーなどGoogleのサービスとスムーズに連携できる
- Chromecastと連携してテレビで動画を再生可能
- サードパーティ製もある
|
- 音声でLINEのトークや無料通話を利用できる
- 赤外線リモコンに対応しており、家電を直接操作できる
- LINE NEWSと連携したニュースの機能が便利
- 1回話しかけただけで複数回のやりとりが可能
|
デメリット |
- Googleアシスタントに比べると若干音声認識の精度が低い
|
- Actions on Google(Alexaのスキルに似た機能)の対応サービスはまだ少なく、外部サービスとの連携はやや弱い
|
- スキルに対応するようになってから日が浅く、まだ対応サービスが少ない
- サードパーティ製品がなく、製品の選択肢が少ない
|
対応音楽サービス |
- Amazon Music[1]
- Apple Music[2]
- Spotify[3]
- dヒッツ
- うたパス
- TuneIn
- AWA[4]
|
- Google Play Music
- YouTube Music
- Spotify[5]
- うたパス/AWA
| |
※1)Amazon Music UnlimitedおよびAmazon Prime Musicに対応
※2)日本では近日中に対応予定
※3)無料版には非対応
※4)スキルの追加が必要。ラジオ型の再生機能のみ利用可能
※5)無料版・有料版の両方に対応
さて、冒頭でも触れましたが、2018年後半にAmazonからEcho新機種が続々と登場し、ディスプレイ搭載の製品も2製品発売されました。ディスプレイ搭載によってEchoでできることはさらに広がっています。
Amazon Echo Show ~大型ディスプレイ搭載の最上位モデル
タッチ操作対応の大型ディスプレイを搭載したハイグレードモデルです。音声に加えて画面でも情報を確認でき、ニュースや再生中の楽曲などをチェックしたいときに便利です。Prime Videoなどの動画や、ビデオ通話も楽しめます。
Amazon Echo Spot ~円形ディスプレイ搭載の小型モデル
目覚まし時計のようなデザインで、寝室やキッチンなどのちょっとしたスペースに設置できるコンパクトなモデルです。ニュースや楽曲名の表示のほか、ビデオ通話も楽しめます。
「はじめてのAmazon Echo 2019 最新版 Show/Spot/Plus/Dot対応」では、最新Amazon Echoの使い方解説はもちろんのこと、上述のようなディスプレイ搭載製品も詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。