Office 2019の特徴
2019年1月にマイクロソフトから「Office 2019」が発売されました。最近のOfficeは、2010→2013→2016と約3年ごとに発売されており、その最新版がOffice 2019です。Officeに含まれる、表計算ソフト「Excel」、ワープロソフト「Word」、プレゼンテーションソフト「PowerPoint」、メール&スケジュール管理ソフト「Outlook」、データベースソフト「Access」などすべてのソフトが最新版になりました。
それぞれのソフトの見た目は大きくは変わっておらず、Office 2016やOffice 2013と同等の操作感で使用することができます。共通して大きく変わった点は、
- Windows 10でしか使用できない
- イラストアイコンや3Dモデルを挿入できるようになった
- 言語の翻訳機能が付いた
などで、これ以外にも各ソフトで個別に見ると、Excelでは関数やグラフの種類が追加され、Wordではデジタルペンを使用した描画機能が強化されました。全体的には、文書作成の表現力が高まるような新機能が多いのが特徴です。
文書内にイラストアイコンや3Dモデルの挿入が可能
Office 365との違い
Office 2019は、一度購入すればずっと使える「買い切り型」の製品です。その代わり最新版へのアップデートは提供されません。
それに対して、現在ではOffice 365という製品があります。これは、月額または年額で定期的にお金を払い続け、常に最新バージョンを利用できる「サブスクリプション型」の製品です。月額約1200円からのプランもあり、仮に3年間使用するのであれば、Office 2019とOffice 365はほぼ同じ料金です。
Office 365は毎月のように最新版が提供され、すでにOffice 2019よりも新しい機能が搭載されています。常に最新の機能を使いたい場合はOffice 365がおすすめですが、初心者の場合はOffice 2019でも十分でしょう。弊社ではOffice 2019に対応した書籍を続々と刊行していますので、ぜひとも参考にしてみてください。