「うちの会社や製品のことを知ってもらいたいけど、広告出すのはお金がかかるしイヤだなぁ。でも、メディアに取り上げてもらうのって、お金を払う必要はないんだよね。無料でできるPRっていいよね!」
そう考える人がいます。たしかに、記事にしてもらったりテレビで紹介してもらうのにお金を払うことはありません。ですが、それを実現させるために必要なノウハウ、費用、人件費、時間などを足し合わせると、それは到底“無料”とは言えないでしょう。たとえば、優れた製品を作ることに力を入れなければならないベンチャー企業が、
「自力でプレスリリースを書こう、テレビ局に連絡をして、取材してもらえるように働きかけよう」
とがんばるあまり、製品開発が遅れてしまっては意味がありません。
さらにいうと、プレスリリースや取材には「掲載保証」がありません。未経験の社員が、時間を使ってがんばって資料を作っても、それが徒労に終わることもあります。右も左もわからない状態でテレビ局に連絡を入れてみても、全滅してしまう可能性もあるでしょう。
ただし、やり方次第で効果的に情報を届けられるのはまちがいありません。新刊『話題にしてもらう技術 ~90.5%の会社が知らないPRのコツ』では、IT系メディアの記者として取材する側、IT企業の広報PR担当者として取材される側、両方の経験を持つPRのエキスパートである加藤恭子さんが、話題にしてもらうために必要なノウハウを集大成。
- 「プレスリリースは数撃ちゃ当たる」
- 「取材されたら掲載されて当然」
- 「記事は思いどおりに直してもらう」
- 「1人で頑張れるのがいいPR担当」
そんなまちがった考え方で成果が出ないまま終わらないように、ぜひお手にとってみてください。