2023年、社会を席巻した各種AIサービス。とくに生成AIと呼ばれる技術の登場は、これまでのIT活用の仕方、また、それが生み出す結果など、社会に大きな変革をもたらしています。
このAI技術は今、人間が30年活用し続けてきた、パソコンのOS「Windows」にも搭載され、たくさんの新しい価値を提供し始めています。
最新のWindows 11はどうなってる?
まず、最新のWindowsである「Windows 11」について紹介します。
Windows 11は、Microsoftが提供するパソコンOSの最新版で、パソコンを使って文章を作成したり、計算したり、インターネットで各種情報を収集できます。
これまでのWindows 10と比較して、大きく変わったのがスタートボタンの配置です。これまで画面の左下にあったスタートボタンが画面の中央へ移動しています。10に慣れている方にとっては最初は戸惑うかもしれません。
他にも、コロナ禍で一気にあたりまえとなったビデオ会議。その定番ツールの1つであるMicrosoft Teamsが標準でタスクバーに表示されるようになり、使いやすさが向上しました。
その他、日本語入力の使用感が改善されたり、セキュリティの向上など、直接的にはわかりづらい部分でも、Windows 10→11でさまざまな改善・アップデートが行われました。
Copilotでパソコンがもっと便利に
そして、Windows 11の最新版で最も注目したいのがAIアシスタントの搭載です。
Windowsに搭載されたAIアシスタント「Copilot in Windows」では、これまで行っていた文章作成や画像作成、情報検索などを、AIアシスタントがサポートしてくれるのはもちろん、何もない状態から作り出してくれるものです。
以下のサンプルをご覧ください。これは、Copilot in Windowsに「Windows 11の特徴を200文字以内で説明してください」と問いかけて(左)、答えてもらった結果画面(右)です。
Copilot in Windows の使用例。CopilotにWindows 11の特徴を200文字以内で説明してもらった結果です。
このように、要点をまとめるだけではなく、指定した文字数(この結果では参照の数字である1、2、3を含めて194文字)で答えてくれています。
これはほんの触りですが、今までのパソコン活用をさらに便利にしてくれるのが、このCopilot in Windowsです。
Windowsの使い方もAIの使い方もわからなくても大丈夫
とは言え、「パソコンの操作だけでもまだまだわからないのに、AIサービスなんて……」。そう思った方がいらっしゃるかもしれません。
技術評論社では、パソコン初学者の方、AIサービス未体験の方に向けてもわかりやすい、Windowsの入門書を各種発行しています。
たとえば、日本の定番パソコン入門書「今すぐ使える」シリーズには、2023年12月リリースのCopilot機能に対応した『今すぐ使えるかんたん Windows 11 2024年最新版 Copilot対応』を発売。
『今すぐ使えるかんたん Windows 11 2024年最新版 Copilot対応』でのサンプル。見開きで、たくさんの画面例と解説をしながら、わかりやすく説明しているのが特徴です。
本書では、上図のようにわかりやすい書面レイアウトで、誰もが読みながらパソコンの操作方法を習得できます。
さらに、2024年2月に発売されたばかりの『Copilot in Windows 無料で使えるAIアシスタント 100%活用ガイド』は、Copilot in Windowsの解説に特化した内容でお届けします。
Copilot in Windows に特化した入門解説ガイド『Copilot in Windows 無料で使えるAIアシスタント 100%活用ガイド』のサンプル。たとえば、画像生成の方法の場合、このようにていねいに解説します。
まだまだ進化する、パソコン、Windows。使い方にちょっと悩んでいる方、あるいは、スマホにばかり慣れてしまって、パソコンの操作がわからない方など、Windowsの使い方を学びたい方は、ぜひ技術評論社のWindows入門書をお読みください。