楽天市場に出店しても儲からない⁠その理由とは

「ネットショップを出店して売ろう」というとき、楽天市場を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。楽天グループの2024年度の国内EC流通総額は5兆9550億円にものぼり、本気でネットショップを運営している店舗が集まっています。

ただ、⁠いざ出店してみたが売れない」という店舗は少なくありません。その理由として、まちがった努力をしてしまっている可能性があります。

ほとんどの人は店舗トップページを見ていない

楽天市場のネットショップのページは、大きく分けて3種類あります。

  • 店舗トップページ(ネットショップの表紙)
  • カテゴリページ(取扱商品が分類されているページ)
  • 商品ページ(商品を販売しているページ)

この中で、特に店舗トップページは「店舗の顔」として見映えよく作り込みたくなるのではないでしょうか。

しかし、じつは楽天市場でトップページはあまり重要ではありません。約2,600店舗が加盟するECマスターズクラブの調査では、楽天市場の店舗のトップページは、アクセス人数のうちの10%以下しか閲覧されていないという結果が出ました。

なぜ、店舗トップページが見られないか。それは、多くの人が商品を検索しているため、商品ページのみを見て終わってしまうからです。

広告を出せば売れるわけではない

「手っ取り早く知ってもらうには、広告を出せばいい」

そう思う方は少なからずいらっしゃるようですが、そう甘くはありません。検索されるキーワードが商品名や説明文に入っていなければ、広告でお客さんを商品ページまで誘導することができたとしても、自分が欲しい商品かどうかがわかりません。また、商品のジャンル登録がしっかりできていなければ、まったく違うジャンルに広告が露出してしまう可能性があります。レビューがまったくついていなければ、安心して商品を購入してくれる確率は低くなってしまいます。

広告を出して効果が出るようにするには、遠回りに見えるかもしれませんが、まずは楽天市場内で検索するお客さんを呼び寄せ、勝手に売れるような商品ページを作ることが大事なのです。

「イベント後に売れない病」の恐怖

楽天市場の目玉といえば、⁠楽天スーパーSALE」「お買い物マラソン」といった大型セールイベント。ふだんよりも多くのポイントが付与されることから、売れ行きが大幅にアップするチャンスになります。

しかし、そうそう美味しい話にはならなかったりします。よくあるのが、⁠イベント後に売れない病⁠⁠。楽天スーパーSALEでは、店舗がセール価格に設定した商品を目立たせる「楽天スーパーSALEサーチ」という仕組みがあり、セール価格に設定することで売上が伸びやすくなります。⁠たくさん売れる」という感覚は中毒性が強く、無理をして値下げして販売するネットショップも多いとか。しかし、安売りがあたりまえになってしまうと、お客さんも「安くならないと買わない」という心理になってしまいます。戦略的にセールに取り組まないと、赤字を垂れ流すだけで終わってしまいます。

楽天市場で稼ぐノウハウ全部入り!

楽天系のネットショップのコンサルティングで最大規模を誇るECマスターズ代表の清水将平さん、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2年連続受賞の竹内謙礼さんのお2人の著書楽天市場 最強攻略ガイドでは、

  • 「コスト0円」で売上を伸ばすテクニック
  • 即実践「楽天市場SEO」でお客を増やす方法
  • クーポンやLINEでリピート率を倍増させる方法
  • 「楽天スーパーSALE」⁠お買い物マラソン」で売上を最大化
  • 「広告を使っても売れない」落とし穴を避けるには
  • 人の雇い方、制作会社の選び方、配送のコツ

など、楽天市場で稼ぐためのノウハウを集大成。

「楽天市場に出店したいけど、売れるかどうか不安だ」
⁠楽天市場にお店を出したけど、思うように売れない」
⁠何年も楽天市場に出店しているけど、売上が少しずつ落ちている」

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