日本支社が設立された画像投稿共有サービス
定国直樹氏
2013年10月、
Pinterestの日本における責任者として、
Pinterest Japan入社以前は、
Pinterestとは
Pinterestとは雑誌やカタログを見る感覚で直感的に遷移ができる、
「Board
使い方は部屋のボードに写真を貼り付けるように、
また、
Pinterestページを作った後は自分でお気に入りの画像を集めてもいいですし、
また、
Pinterestの具体的な使用例としては、
誕生のきっかけは「コレクションのサポート」から
PinterestのアイデアはCEOであるベン・
日本ではピンボードを利用する文化はあまりありませんでしたが、
「コレクションをサポートしよう」
コンセプトは「興味関心でつながる」
まず、
定国氏
「PinterestはFacebook、 Twitter、 mixiなどとまったく違うものだと思っています。これらは人と人とがつながるというソーシャルグラフですが、 Pinterestは人の興味関心でつながる、 インタレストグラフがコンセプトとして存在するからです。好きなブランドなのでフォローするというよりも、 Pin画像を見ていて、 興味関心を持てたPin画像を多く含むボードをフォローしていく傾向が強いですね。」
インタレストグラフとはある人の趣味嗜好、
著作権について
画像を取り扱う上で重要なポイントである
定国氏
「大きく2点あると思っています。 1点目は
「貢献」 です。Pinterestは投稿された画像が共有されても、 その基となる画像が添付されているサイトにリンクされるので、 そのサイトの露出度があがります。基となる画像が添付されているサイトを運営しているユーザの認知度があがりますので、 貢献していると思っています。 2点目は共有されたくないという方には
「No Pinタグ [1]」を用意しています。自分の画像が共有されたくないと思っている人はこの 「No Pinタグ」 を利用して公開制限をかけられます」
収益化の前にまずは「改善」から
日本語版がリリースされ国内での活動が本格的になったPinterestですが収益化についてはお考えなのでしょうか。
定国氏
「いいえ。今はユーザに楽しく使ってもらえるように改善していくことに力をいれていて、 収益面においてとくに働きかけていることはありません。 唯一ある言えるのが
「プロモーテッドPin [2]」です。まだ検証段階で、 どのような動向か様子を見ています。収益化は、 ユーザの動きを基に今後の展開を考えようと思っています」
まずはユーザありきということですね。
Pinterestをビジネス活用していく上でやはり気になる、
定国氏
「一言でいうと、 これからです。楽天は商品購入の場として存在しているが、 Pinterestはコミュニティの場である。お互いがWIN WINになるやり方にはなると思います」
今後の発展のために、
定国氏
「一部買収をしているところがありますが、 買収の目的は、 人材確保です。優れた人を雇用する事でサービスの改善に力をいれていく事を主眼においています」
ユーザ獲得施策
日本語版がスタートしたPinterestですが、
定国氏
「1つ目は、 ヘビーユーザが良さをクチコミていくことを想定しています。メールマーケティング、 Facebookなどでエンゲージメントを上げるということももちろんありますが、 アナログですがミートアップをしていくことがいいのではないかと思っております。 2つ目は、
パートナーシップデベロップメントを考えています。クオリティの高いビジネスアカウントができることによって国内ユーザの興味度合いがあがりますし、 自社サイトに 「Pin It (ピンイット) ボタン」 をおいてもらうことによってユーザが容易に自分のPinterestページに画像を投稿できるようになるからです」
「画像重視」のインターフェースのこだわり
TwitterやFacebookのタイムラインでは表示されるコンテンツは1つで、
過去を振り返るのではなく、
では、
定国氏
「文字や動画だとビジュアルでの訴求が弱いために画像となっています。Pinterestはビジュアルがすべてです。蓄積するコレクションをビジュアルで訴求するために画像を用いています。 Pinterestで目指しているのは、
発見して実現してもらう事なので、 まずは発見されやすい仕様になっている必要があります。 「文字」 だと流し読みされてしまい、 高い確率で理解してもらうのが難しい。 「動画」 では的確に伝わりやすいけど、 理解するのに時間がかかってしまう難点があります。 その点、
画像は伝えたい内容をすぐ理解してもらいやすく、 好き・ 嫌いの判断も迅速にできるんです。なお、 Pinをクリックすれば情報ソースのサイトにナビゲートされるので、 その画像の背景にあるストーリー等々を理解できます」
定国氏の話をお伺いしていると、
現代は、
メッセージ
日本語版がリリースされ、
日本の個人ユーザに対してのメッセージを伺ってみました。
定国氏
「Pinterestの使い方を理解し発見し、 実体験をしてもらいたい。新しいことを発見し実現してほしいですね。そうすることでPinterestを楽しめると思います。Pinterestを楽しむポイントは、 「人のフォロー」 ではなく 「ボードのフォロー」 をすることです。 つながるユーザ同士が必ずしもまったく同じものばかりに興味を持つわけではないからです。友人と同じ興味のものもあれば、
異なる興味のものもある。興味のある 「ボードのフォロー」 をすることで、 オリジナルのPinterestページをつくることができるのです」
人間関係でつながるのではなく、
個人ユーザ以外に、
定国氏
「Pinterestはサイト誘導数が多く、 第三者のデータによるとYouTubeやGoogle+はすでに抜いています。これは、 Pinterestの投稿画像を見ていて、 いいなと思ってクリックすると直接サイトに誘導させることができるからです。個人ユーザがあちこちサイトを調べなくても、 即座にサイトにアクセスできるこの仕組みがビジネス面でも貢献しています。 Pinterestを正しく理解し、
今からでも着手してほしいと思っています」
以上、
また、
その他、
このように、