2010年2月28日(日)、ロクナナワークショップは「WordPress×ロクナナワークショップ 実験!WordPressラボラトリー」を開催いたしました。
今回のイベントは、既にWordPressを使ってCMSを構築したことがある中級者の方を対象としており、ターゲットが絞られていましたが、海外からの豪華ゲストということで満席での開催となりました。
イベントは、全4セッションで構成されており、専用のツイッター ハッシュタグ #wp67を作成し会場よりリアルタイムに質問を受け付けるなど、来場者参加型の注目の回となりました。
一部のセッションの様子を、ロクナナワークショップイベントサイトにて、映像で公開しています。
WordPress活用と参加のためのヒント
1人目の登壇者は、WordPress.comを運営するAutomattic社のハピネス・エンジニア マクラケン直子氏だ。
WordPressを使ったユニークなサイト事例紹介に始まり、便利な拡張のしくみや、最近トレンドの高機能なテーマが紹介された。また、なかなかデザイナーには敷居が高く感じるWordPress オープンソースプロジェクトへの参加方法なども紹介された。詳しくは、セッション映像をみて欲しい。
- http://event.67.org/?p=2013
テーマ開発の裏側とディレクテッド・デザイン
2人目の登壇者は、Automattic社のデザイナーで、開発者 ノエル・ジャクソン氏だ。
このセッションでは、前半にノエル氏開発の「P2」テーマを例にあげ、Automattic社で頻繁に取り入れられているプロジェクトを進める1つの方法論 「デザイン・イテレーション」が紹介された。
後半では、最近生まれつつあるコンセプト「ディレクテッド・デザイン」について紹介された。
映像レポートでは、前半「デザイン・イテレーション」の映像を紹介している。
- http://event.67.org/?p=2013
WordPressとデータポータビリティ
3人目の登壇者は、米国最大の雑誌出版社であるTime, Incにてチーフ WordPress コンサルタントとして働くネッド・ワトソン氏だ。また、飛び入り参加で、福岡からかけつけた株式会社ヌーラボ 橋本正徳(ハシモトマサノリ)氏も出演。
このセッションでは、WordPressのプラグインや面白い使い方を披露してくれる予定だったが、サーバーがダウンしてしまうなどのトラブルに見舞われ、とても残念な結果になった。予定していたデモは、追ってネッド氏より公開されるそうだ。
「会場のみんなに、是非WordPressを触って欲しかった!」と悔しがるネッド氏に、会場からは「がんばれー」と声援があがった。
また、ネッド氏の関西弁があまりにも上手ため、「何処で日本語を勉強したの?」と質問も続出。ネッド氏の人柄と熱意に、人気が急上昇したセッションだった。
ディスカッション:WordPress 3.0はどう変わる?
最後のセッションでは、登壇者と来場者全員による、今年春にリリースが予定されているWordPress 3.0についてのディスカッションが行われた。
まずは直子氏より、WordPress MUとの統合によるマルチサイト対応など、WordPress 3.0の変更点が紹介された。ツイッターでは、来場者から様々な質問が寄せられ注目度の高さがうかがえた。
ツイッターのハッシュタグ #wp67 から、過去の質問や、実況が一覧できるので、是非確認して欲しい。
(2010/03/05 ロクナナワークショップ イベント運営事務局)