クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第5回晴耕雨工作

サラサラと雨模様が続く季節。

うざいなあ、と思ってしまえばうざいもの。こんな日は、これ幸い、とばかりに、部屋の中で工作にいそしみましょう。

雨の時期が過ぎれば、一年で一番太陽が元気な季節がやってきます。

そのときまでは、梅雨の風物をたっぷりと楽しみましょう。

今回は⁠アジサイ⁠をモチーフにデザインします。

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アジサイを描きましょう

  1. アジサイの花びらを1枚作って、それをコピーして花を作っていきます。
    まずはお好みの色の正方形をひとつ描きます。
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  2. 回転ツールか、shiftキーなど回転の方向を特定できるキーを使って45°回転します。
    下部のポイントを基準にして、縮小したコピーを作ります。

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  3. [オブジェクト]メニュー→⁠パス⁠⁠→⁠アンカーポイントの追加]でポイントを増やし、上部の2ポイントのみをダイレクト選択ツールで選択、⁠オブジェクト]メニュー→⁠パス⁠⁠→⁠平均]でポイントをまとめます。

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  4. 上部のポイントを選択し、ぐぐっと花びらの上端近くまでのばします。
    これが花びらの葉脈になります。

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  5. 丸印のポイントをダイレクト選択ツールで選択します。⁠オブジェクト]メニュー→[ブレンド]→[ブレンドオプション]を選択します。

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  6. [ブレンドオプション]ダイアログで「ステップ数」を選択し、好みのステップ数を入力し、⁠ブレンド]ツール→⁠作成]コマンドで、ブレンドを作成します。
    デザイン的に段階が色や形の変化がはっきりわかるように「ステップ数」使用しましたが、なめらかなグラデーションにしたいときは「スムーズカラー」選んでください。

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  7. 花びらが1枚できあがりました。
    ⁠アジサイの場合、本当はがく片ということになるのですが、便宜上、花びらと呼んでいきます)

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  1. 下部のポイントの少し下を中心に、回転ツールで複製を3つ作ります。

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  2. センターに近い4つの頂点ポイントをダイレクト選択ツールで選択して、⁠平均]コマンドで1つの場所にまとめます。

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  3. センターに四角を配置します。四角形をコピー(Ctrl+C)して、前面に配置(Ctrl+F)します。

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  4. [オブジェクト]メニュー→⁠パス⁠⁠→⁠アンカーポイントの追加]コマンドで、各辺の中央にアンカーポイントを追加します。

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  5. 追加したポイントを選択し、⁠オブジェクト]メニュー→[パス]→⁠平均]コマンドで、平均化します。四角いオブジェクトが×印になります。

  6. ×印のオブジェクトと下の四角形を選択して、[パスファインダ]で[分割]して、4つの三角形に分けます。

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  7. 三角形の色を変更して、花を完成させます。

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  9. 正方形に配置して、ひとかたまりのアジサイが出来ました。

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真ん中を変更すればガクアジサイにすることも可能ですね。

次は、葉っぱを描いていきましょう。

葉っぱを描きましょう

  1. 花の背面に、 各辺が花の頂点に重なるように四角を描きます。

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  2. 花はいったん隠しておきます。
    四角形をコピー(Ctrl+C)して、背面に配置(Ctrl+B)します。

  3. [オブジェクト]メニュー→⁠パス⁠⁠→⁠アンカーポイントの追加]コマンドで、各辺の中央にアンカーポイントを追加して、追加したポイントを選択して平均化します(今回はこの手法が大活躍ですね⁠⁠。

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    四角いオブジェクトが×印になるので、×印のオブジェクトと下の四角形を選択して、⁠パスファインダ][分割]し、4つの三角形に分けます。
    この背面にもう1つ四角形の複製を配置します。四角形の色は変更しておきましょう。

  4. ばらばらになった三角形のおのおのの間に少しすき間を作ります。拡大縮小ツールを使ったり、1つずつ選択したりして、移動してすき間を作ってください。

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  5. こんな感じになればOKです。これが、葉っぱの真ん中の葉脈になります。

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  6. 花を表示させ、変更されないようオブジェクト自体かレイヤーにロックをかけておきましょう。
    葉脈がセンターを対角線上に横切るように四角形を配置します。

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  7. 左上のポイントを選択して、対角線上を右下のポイントの近くまで移動します。

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  8. V字型の葉脈を複製しながら、葉っぱ四角の上端部に移動します。

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  9. 下部のV字の両端のポイントを選択し、葉っぱの辺まで拡大します。

    ※指定画像がありません※

  10. 両方のV字オブジェクトを選択したら、⁠オブジェクト]メニュー→[ブレンド]→[ブレンドオプション]で「ステップ数」を指定して葉脈を描きましょう。

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  11. 描画したV字の葉脈を、エックス型の葉脈のセンターを基準にして複製します。

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アジサイをモチーフにしたデザインの完成です。

次回はこれをもとにレリーフを作っていきます……が、もうひとつオマケ。アクセントに使えるようでんでん虫をデザインしてみます。

でんでん虫を描きましょう

  1. サイズを指定するか、ガイドを使って同心円を描きます。同心円ツールがあると非常に楽です。

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  2. センターを横断するように直線を引きます。

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  3. 一番外側の円だけを残して[パスファインダ][分割]します。

  4. この段階でグループ化されてしまうので、全体を選択して、⁠オブジェクト]メニュー→⁠グループ解除]コマンドでグループ解除しておきます。

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  5. 上部の円を選択して各ポイントが重なるようにずらします。

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  6. ずらした円を渦巻き状になるようにぬりつぶしています。
    塗り終わったら[パスファインダ⁠⁠→⁠形状エリアに追加(合体⁠⁠]をするか、グループ化しておきましょう。

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  7. 残りの部分も同様に。

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  8. 最背面にもう1つ円を追加してすき間が見えないようにしておくといいでしょう。

胴体と角(目玉)を追加してでんでん虫のできあがり。

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さあ、次回はモビールづくりです。竹ひごと糸を準備しておいてくださいね。

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