クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第8回クラフト・シー・ワールド(その2)

お待たせしました。海原舞台で活躍するキャストたちの登場です。

全員の描き方を図解していると、今回も長くなりすぎて、クラフトが先送りになってしまいますから、ピックアップして解説します。他のものついてはアートワークをのせておきますので、描画の参考にしてください。

クジラの親子を描きましょう

  1. 黒い●(黒じゃなくてもいいですよ)をひとつ描きます。

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  2. 真ん中あたりをとおる直線をひきます。直線を使って、⁠パスファインダ⁠⁠→⁠分割]で分割します。

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  4. 円の端のポイントを支点にして、上部の円を回転させます。これが尾っぽになります。

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  5. 尾っぽの半円オブジェクトを縮小し、リフレクトツールで片割れを複製します。これで尾っぽができました。

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  6. 胴体部分の半円を複製して、上部に移動し、線あり塗りなしのラインに変更して、右下の弧の適当な位置にポイントを追加したら、ハンドルを使って、下図のような感じにパスを変形します。

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  7. [パスファインダー⁠⁠→⁠分割]でオブジェクトを分割したら、下部のオブジェクトの色を塗り替えてお腹を表現します。

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  8. 尾っぽパーツを複製、拡大縮小、回転をかけ、背びれ、胸びれを加え、楕円ツールで口のまわりのイボイボと目玉をかいたら、お母さんクジラの出来上がりです。

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  9. 出来上がったのですが、やっぱりクジラにつきものの潮吹きがほしいということで、尾っぽパーツをさらに複製。水色に変更してまた複製します。

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  10. [パスファインダ⁠⁠→⁠形状エリアから前面オブジェクトで型抜き]で型抜きします。
    リフレクトコピーして、楕円を加えれば、潮吹きクジラになりました。

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  12. お母さんクジラレイヤーを複製して、子クジラを作ります。全体に縮小をかけるだけでも構いませんが、胴体と尾っぽや胸びれの比率をいじってやると、よりかわいらしい子クジラが生まれます。
    かわいくなれ、かわいくなれと念じながら描いてやってください。

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イルカも描きましょう

  1. イルカも描いてみましょう。出だしはやはり円がひとつです。

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  2. 複製、縮小、位置をずらして、⁠パスファインダ⁠⁠→⁠前面のオブジェクトで型抜き]を実行します。

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  3. これがイルカの胴体になります。このパーツを複製しておきましょう。
    もとのパーツに下図のようなラインを加えて、このラインで胴体を切り抜いて、顔を作ります。

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  4. 複製したパーツをさらに複製縮小し、図の位置に移動して尾びれにします。

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  5. アンカーポイント切り替えツールでハンドルを片側ずつ調整して、尾びれらしくしましょう。

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  7. 胴体オブジェクトを使って背びれ、胸びれを描画して、胴体のラインと目玉を描き加えて、ジャンピング・イルカくんの完成です。

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カメ&クラゲ&船も描いて…

  1. 残りのキャストについてはアートワークをのせておきますので、参考にしてください。

    カメくんのアートワークです。ベースは円。甲羅の模様はマスクで切り出しています。

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  3. クラゲのアートワークです。ヒダヒダ部分は波の作り方と同じですね。⁠透明]パレットの[描画モード][オーバーレイ]にして、透明感と光った感じを表現しました。

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  5. 船です。かわいい顔をしているでしょう。リフレクトコピーで船体を作っています。

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  7. キャストを舞台に配置して、さあ、海原公演のはじまりです。
    自由に組み合わせて、暑中お見舞いなどに使ってやってください。

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いかがでしたか。

クジラの親子なんて、簡単にかわいいものができたでしょう?

技法を応用すればアートワークで紹介した作例もそれほど手間取らずに描くことが出来ると思います。

色や形をちょっと工夫して、他の生きものたちも自由自在に表現してみましょう。

さて、次回はいよいよ彼らを実際に動かしていきます(どうやろうかなあ……⁠⁠。

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