クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第19回『誰かに似てる?クルクル・コロコロ・コマネズミ (その1)』

更新が少し遅れてしまいました。

年の初めからはこれではいけません。

もっとまめに働かなければ!

昔からまめに動く人のことを『コマネズミのようだ』といいます。

それにあやかって、クルクルとまめに動くことができるよう、コマネズミをモチーフにしたクラフトを作成してみましょう。

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目を描いてみましょう

今回はコマネズミの顔を、似顔絵風に描いていきたいと思います。

目、鼻、口のパーツを何種類か用意して、それを組み合わせることで「なんとなく××さんに似てる」顔を作っていきましょう。

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クラフトで使用するので輪郭は、三角形、に決めさせてください。

もちろん、似顔絵だけであれば、いろいろな輪郭を準備してください。

  1. まずは多角形ツールでベースの三角形を描きます。

    ふくろう凧の回でも説明しましたが、多角形ツールでの描画中に(ドラッグしながらマウスをクリックした状態で⁠⁠、矢印ツールの↑↓を使って、図形の画数を増減することが出来ます。

    上矢印で画数が増え、下で減っていきます。

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  2. Shiftキーを押しながら描画すれば、底辺の角度を水平または45度に固定できます。

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    三角形を描いたら、レイヤー名を「ベース」とでもつけてロックしておきましょう。

  3. 新規レイヤーを開き、楕円ツールで真円を描き、センターを基準にして複製を作って黒く塗りつぶしておきましょう。

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  4. これを複製して、まん丸目玉の出来上がりです。

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  5. まん丸目玉の片方をコピーして、目玉のセンターにラインを引き、パズファインダを使って分割します。

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  6. 上と下のパーツに分けて、それぞれ複製すると、笑った目と不機嫌そうな目ができました。

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  7. パーツ分けせず、上パーツの塗りを変更してやれば、眠い感じの目玉をつくることができます。

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  8. まん丸目玉にもどって、上端のポイントを選択、ダイレクト選択ツールをつかって変形します。

    黒目も同様に。

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  9. ちょっとひねた感じの目になりますね。

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  1. 水平な直線を描いて、選択した状態で、回転ツールをダブルクリック。

    [回転]ダイアログをよびだし90度を指定してコピー。

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  2. さらに45 度回転した物を複製すれば、まいった目玉の出来上がり。

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  3. 今作ってきたパーツを回転したり、変形したりするだけでも、まだまだたくさんの表情をもった目を作ることが出来ます。

    たとえば、笑った目玉の黒目を削除して塗りつぶしてやれば、へらへらとした目になります。

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いくらでも出来てしまうのでこのあたりで止めておきますね。

思いつくままに、たくさんのパターンを作っておきましょう。たくさんパーツがあった方がモンタージュの楽しみが広がります。

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鼻を描いてみましょう

  1. 次は鼻を描いてみます。

    例によっての三角形を描いて、⁠フィルタ⁠⁠→⁠スタイライズ⁠⁠→⁠角を丸くする」を操作します。

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  2. ひとつめの鼻が出来ました。

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     目、鼻、口、輪郭とその都度のレイヤー分けをお忘れ無く!
  3. 下図は左から、元の鼻、反転、さらに変形、そして複製したものです。

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  4. 円形の鼻を元にして、つぶしたもの、上端のポイントをひきのばしたもの、さらに下部のポイントをアンカーポイントの切り替えツールで、左右のハンドルを個別に使って変形させたものです。

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  5. 角丸四角形を、縮小して複製、上下に変形、上辺左右のポイントだけ選択して、上端のセンターを基準にスケール調整したものです。

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  6. 上端をのばしたものに、円形をふたつ重ねて、センターのオブジェクトのサイズを変えてみました。

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  7. 知り合いの誰かさんの鼻を思い出しながら、バリエーションを増やしていきましょう。

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口を描いてみましょう

さて、最後は口です。

“コマネズミ⁠⁠ の口なので、ちょっと人間離れしてしまいますが、描き方は人の口にも応用できます。

  1. 円を三つ描き、センターの円の中心に垂直のラインを引きます。

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  2. 両側のオブジェクトを前面に出して、塗りを指定して、出っ歯ネズミの口のできあがり。

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  3. センターの円を削除して、さらに両側の円の塗りを無しにし、上端のポイントを削除します。

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  4. 直線を上に移動すれば、もうひとパターンできました。

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  5. 円を真ん中から分割します。

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  6. 分割した下部を複製しながら、もとの半円に少し重なるように移動させます。

    両方とも選択し、分割して不要部分を削除。塗りを指定して、頬のパーツを加えました。

    右の二つは上下に分けただけのものです。

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  7. 上部パーツの下辺にポイントを加えて削除します。円弧上端ポイントをコーナーポイントに変更して直線を加えました。

    一番右のは、円弧の全てのポイントをコーナーポイントに切り替えたへの字口です。

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  8. への字の両辺にポイントを追加して、センターのポイントのみを選択して下方へ移動変形します。

    への字口を複製して、下部のポイントを平均化して、連結したものも描いてみました。

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口のパーツもいくらでも作れますね。

思いついた形を、どうやったら作ることができるのか、ツールと相談しながら楽しんでください。

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パーツを配置してみましょう

  1. 出来上がったパーツを輪郭の上に配置してみましょう。

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  2. 同じパーツでも、大きさと配置する位置関係で、全然違った表情を作ることができます。

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  3. あの人、この人、会ったことのない人…様々に思い浮かべながら、描いてみましょう。

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  4. シンプルな基本のネズミくんの顔を仕上げておきます。

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次回はコマネズミたちをクルクル、コロコロと走り回らせてみます。

お楽しみに!

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