クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第54回『鬼のお面を作ろう その1』

年が明けました。

月並みな言葉ですが、年々、お正月が来るのが早くなってきているような気がします。とはいえ、これは新暦の話。旧暦のお正月はこれからです。⁠今年は)2月3日。ちょうど節分ですね。

節分といえば豆まき。節分の豆まきは本来、大晦日に厄をはらうために行われていたそうです。

今年は自分で鬼のお面を作って豆まきをもっと楽しいものにしてみませんか。

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写真を元にスケッチしてみましょう

鬼というとこんなイメージでしょうか。

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これはこれでいいのですが、こういう豆を買うとオマケについてくるイメージではなく、自分の家族や好きなタレントなどをモチーフにした似顔絵タッチの鬼のお面を作ってみようと思います。

  1. 写真などを元にしてスケッチを起こします。

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  2. スケッチが出来たら、逆さまにしたり、裏返して光をあて、透かしながらおかしなところを調整します。

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  3. これと同様のことをコンピューター上で行います。スキャンしてペイント系のソフトを使って調整していきましょう。

    使用しているのはAdobePhotoshop。投げ縄選択ツールを使って調整したい箇所を選び移動、自由変形で変更します。

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  4. 反転して、元に戻して、納得がいくまで調整しましょう。

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  5. 墨入れをして完成……といいたいところですが、これはお面にするベース・イメージです。ですから、墨入れはする必要はありません、が、まあ一応の区切りということで。

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お面らしくイラスト化してみましょう

  1. お面にするためにデフォルメしていきます。

    顔の特徴的な部分を少し大げさに変えていくといいですよ。ただし、女性の場合、よほど親しい仲(親しくても…)ではない限り「綺麗」「可愛い」部分を誇張することをお忘れ無く。

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  2. さらに単純化していきます。

    お面なのですから、輪郭は単純な方がいいですね。この顔の感じだと○を基本ベースにした方が良さそうです。ベースにする図形はモデルによって変えてください。

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  3. はい。こんな感じです。

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  4. 色をつけました。

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  5. 出来上がったものに、鬼らしいパーツを追加して。ほら、可愛いらしい鬼の出来上がり。

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図形用のパーツを使って描いてみましょう

え、絵を描くのが苦手だから無理ですって?

いやいや、そんな時にこそデジタルの力を借りようではありませんか。今度はスケッチを起こして単純化するのではなく、顔のパーツを単純な図形の中から選ぶようにしてみましょう。

  1. これらはアプリケーションの図形ソフトを使って描いた顔の輪郭です。

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    人の顔って、丸か四角か三角かそのどれかに近いものなのです。あなたの描きたい人の顔を単純な図形の中にはめてみてください。頭の中でもいいし、実際に写真を図形に重ねてみてもいいですね。どの図形がぴったりなのかわかるはずです。

  2. 目も同様です。細いのか、ぱっちりなのか、垂れているのか、吊っているのか…などなど。

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  3. 鼻や口、眉毛も、シンプルな形になるように図形をあてはめていきます。

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    難しいなあ、と思ったら写真にとらわれずに、その人の普段の印象を思い浮かべてみてください。

    いつもにこにこしている感じですか?難しい顔をしていますか?すましていますか?困ったような顔かも知れませんね。身近な人であれば、多少実際の形から外れていたとしてもそういったイメージを優先させることで、ぐっとその人らしくなってくるものなのです。

  1. イメージをつかむために、まずは実際に並べていってください。

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  2. これかな!?という気がしたら、それがベース・イメージです。

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  3. 顔のパーツを拡大したり、縮小したり、ちょっと位置を動かしてみたり。それがCGの便利なところ。

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  4. ちょっと位置をずらしたり、角度を変えてやるだけで印象が全然違ってきますよね。

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  5. ほとんど同じパーツを使っていても、配置を変えるだけで大人の顔と子供の顔になります。親子の顔を描くときに便利な方法です。

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  6. 髪の毛だって、円形を描画するツールだけで描くことが出来るのです。

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  7. アートワークはこうなっています。単純ですね。

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  8. 目と唇に表情を持たせてみました。これで結構似ています(モデルの写真を載せると怒られるので、作者の言葉だけでご勘弁ください⁠⁠。

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  9. 鬼らしくデフォルメして、出来上がり!

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どうです。ああ、これなら納得、という顔になってくれましたか?

先ほども描きましたが、親しい人であれば、細かいパーツの形や配置よりも、その人がどんなイメージの人なのか、それを一番最初に頭において描いてみてください。単純なパーツの組み合わせでも必ず頭の中にあるイメージとぴったり重なる顔が描けるはずです。

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次回は、できあがったイメージをベースに、鬼のお面をクラフトしていきます。

プリントして輪郭を切り取って、ゴムをつけて終わり!てなことにはなりませんのでお楽しみに!

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