綿鍋:- 「なんかさ、
つっこみどころが多すぎて超、 大変そう・ ・ ・ 。」  
埋田:- 「同意。どこから手をつけたもんだか・
・ ・ 。」  
綿鍋:- 「でも一応、
自分の勤める会社のサイトだし・ ・ ・ 。 
今のままじゃ友達にも言えないよなー。やるしかないか・・ ・ 。 
ふぁー、今日はもう帰ろ・ ・ ・ 。」  
綿鍋:- 「おはようございます。」
 
上部(社長) : - 「おっ、
出来たか、 リ・ ニュ・ ウ・ ア・ ル・!」  
綿鍋:- 「・
・ ・ まだです! で、 聞きたいことが・ ・ ・」  
上部(社長) : - 「まだか、
そりゃそうだよな。 
いやーあれな、すごい大変だったんだぞー。 
音楽はミュージシャンの義多郎に作曲してもらってだなー、オレの写真見た? あれもフォトグラファーのアラバーキーに頼んだりしてさー、 
あ、全部オレの友達なんだけどさー。 
呑み友達ってゆーの?いや、 オレって顔広いからさー、 
皆使ってくれ使ってくれうるさくってさー。べらべらべら・・ ・ 。」  
綿鍋:- 「(出た、
ウワベ節! 今日は負けん!) 
・・ ・ はい、 それはわかりましたから。 
社長はホームページで何がしたいんですか?
友達自慢ですか?」 
上部(社長) : - 「・
・ ・ じ、 自慢ってなんだよ、 そんな風に言うなよー、 きついんだからもー。 
あのね、あれ、 あれだよ・ ・ ・ か、 会社の窓口っていうか、 
営業マン、営業マンにしたいんだよー! (と言いながら後ずさる)」  
綿鍋:- 「って、
社長! どこ行く気ですかっ!」  
上部(社長) : - 「打ち合わせだよ、
打ち合わせ~、 じゃよろしく!」  
埋田:- 「・
・ ・ 行っちゃった。」  
綿鍋:- 「あー、
もう! 
またいつものパターンじゃん!
どーすんのー?!」 
埋田:- 「どーするもなにも、
情報が少なすぎるよねぇ・ ・ ・」  
綿鍋:- 「うーん・
・ ・」  
<次の日>
今回も2人は、
さて、
「現状把握・
そして現状を理解した上で行うべきは、
彼らの場合で言えば、
発注者側が
しかし、
もちろんRFPの用意があれば、
そこで必要となるのが、
- なぜリニューアルを行うのか?
 - 何の為に行うのか?
 - 必達したい項目は何か?
 
発注者の真意を探り、
とは言え、
なぜなら、
おそらく上部社長も、
そこで、
ヒアリングシートとは読んで字の如く、
文書というとちょっと仰々しい気もしますが、
肝心なのは
次のような項目を予め用意し、
- (1)
サイトの目的  - 例えば、
認知向上なのか/ 商取引なのか、 またその両方か、 それともそれ以外なのか、 など目的があるでしょう。  - (2)
サイトの目的を設定した背景  - 例えば認知向上を目的とした依頼であっても社名を広く宣伝したい、
という事もあれば先進的な企業だと思われたい、 というような様々な背景があるかもしれません。  - (3)
想定するターゲット  - 企業のサイトであれば、
取引先に向けた内容なのか、 それとも自社の製品を使うユーザーに向けているのか、 など考えられるでしょう。  - (4)
サイトでもっとも重要となる情報・ 事項  - 販売業であれば新製品の情報であったり、
飲食業であれば食の安全に対する取り組みの姿勢であったり、 たとえばトップページに記載する内容を構成する際に必要かもしれません。  - (5)
予算  - たとえば、
予算によって制作できるコンテンツの厚みも変化するでしょう。それはページ数であり、 デザインレベルであるかもしれません。 
金額は非常にクリティカルなポイントですので、事前の確認は大切です。  - (6)
納期・ スケジュール  - 夏だけのキャンペーン情報をどうしてもサイトに掲載したい、
など情報そのものに鮮度がある場合もありますし、 サイトのクオリティが優先する場合もあります。  
そのほか、
まずは、
さて、
今回のチェックポイント
サイトリニューアルに必要な情報を集めよう。
リニューアルのポイントは何か?
(1) サイトの目的 (2) サイトの目的を設定した背景 (3) 想定するターゲット (4) サイトで最も重要となる情報・ 事項 (5) 予算 (6) 納期・ スケジュール