モバゲーアプリの話のはずなのに。。。突然質問“AWS”ってご存じですか?
AWS
- AWS
- URL:http://
aws. amazon. com/
AWSには各種のサービスが提供されていますが、
EC2は簡単に説明すると
携帯サービスの強い味方!AWSの魅力
「なぜモバゲーアプリの説明にAmazonの説明が出てくるのか?」
その理由として携帯サービスの場合、
また、
この点AWSを使用するのであれば
また、
AWS自体、
そこで実際にAWSでWebサービスを構成する場合に検討すべきサーバの基本構成から、
実際何を選べばいい?Webサービスを提供するときの基本構成
まずはAWSで選択できるサーバに関して紹介します。
AWSでは必要に応じて使用するサーバを選択でき、
32bitサーバ |
---|
Small |
High-CPU Medium |
64bit |
Large |
Extra Large |
High-CPU Extra Large |
High-Memory Double Extra Large |
High-Memory Quadruple Extra Large |
- 注
- 各サーバの具体的な性能、
価格に関してはAWSのEC2ページをご覧ください。
それでは実際にサービスを提供する場合、
- Webサーバ
-
構成が単純なゲームの場合32bit High-CPU Medium、
複雑なゲームの場合64bit High-CPU Extra Largeをおすすめします。単純なゲームは後々PVが下がっていく可能性が高く、 状況に応じて32bit Smallでの運用に切り替えて費用を抑えることもできる32bitは小回りがきく点で魅力となります。 構成が複雑なゲームの場合、
32bitではCPU負荷的に台数が多くなりすぎるため64bitでまとめてしまった方がいいでしょう。 - DBサーバ
-
弊社では簡単サービスの場合は1台のRDSに共存、
複雑なゲームの場合は64bit High-Memory Double Extra Largeをマスターとするレプリケーション構成で使用しています。 RDSとはAmazonの提供するMySQLのクラウドサービスのことで、
通常のEC2サーバにMySQLを導入する場合に比べて容易にMySQLサーバを立ち上げることが可能です。 RDSの利点として、
「設定が容易なこと」、 「AWSのSecurity Groupsと連携できること」、 「容易にスケールアップができること」、 「バックアップ、 スナップショット等の環境が用意されていること」 等があげられますが、 「OS自体のエラーログが見られない」、 「レプリケーションができない」、 「設定の変更にInstance rebootが必要」、 「バックアップが遅い」、 「週一のメンテナンス時間が必須で無停止にできにない」 等の問題があるため、 DBが重要となるゲームにはあまりおすすめしません。 - memcached
-
複雑なゲームの場合でも32bit Smallの複数台構成で運用可能です。
memcachedはCPUの要求が低く、
32bit Smallでも1. 7GBのメモリがあるため、 かなりのPVであっても32bit Small数台である程度カバーできます。 - ロードバランサ
-
弊社ではすべてElastic Load Balancerを使用してWebサーバをバランスさせています。
Elastic Load BalancerとはAmazonの提供するロードバランサのことで、
通常のEC2サーバにApache等を導入してロードバランサとして利用する場合に比べて容易にロードバランスを利用することが可能です。
大きなサービスの場合Webサーバのメモリ使用量を減らすため、
いくらかかるの?費用計算
クラウドの欠点のひとつに事前に費用が予測できないという問題があり、
ただ、
もちろんサービスによっても変わりますが、
ここに気をつけて!AWS導入時の注意点
準備は整った!
決済はクレジットカードのみ
AWSは基本的にクレジットカードでの決済しか対応しておらず請求書での支払いをできません。これはつまりクレジットカードの与信枠以上のサーバを追加できないことを意味します。
米国では100万程度からはクレジットカード以外の決済を受け付けているとのことですが、
為替変動の危険性
海外サービスに共通していえることですが、
データセンターの場所による弊害
AWSのデータセンタはUS、
いざ導入!参考にしたいサイト・書籍3
導入を考えている方に参考となりそうなサイトや書籍を紹介したいと思います。
1.『クラウド Amazon EC2/S3のすべて~実践者から学ぶ設計/構築/運用ノウハウ~』 (日経BP社)
AWSの基本的な使い方から実践的な対処法まで参考になる情報がまとまっています。他のAWS関係の書籍は持っていませんが、
2.RX-7乗りの適当な日々
上記書籍の著者が書かれているブログです。書籍は発行後公開されたサービスに関しての情報は書かれていませんが、
3.tech.kayac.com - KAYAC engineers' blog
手前味噌ながら、
個人でのアプリ開発も夢ではない。クラウドの可能性
これまでWebサービスの参入障壁として
その点、
現在携帯SNS向けアプリの開発は企業のみにしか解放されていませんが、