ヒットします。ロマンチックでパステル画や水彩画をイメージさせてみましょう。欲しい配色は見つかるでしょうか。
ネーミングひとつとっても、使われる率が高まるのかもしれません。思わず「Delicate Spring」にそそられて[My kuler]に保存してしまいます。淡いピンクとグリーンで彩られた配色は、どこか繊細さも生み出します。壊れそうだけど、透明感があって幻想的なイメージになりますね。
それを元にネイルアートを作っていただきました。
同じように、Springで見つけた「Spring Happiness」。作者は、ハッピーな気分をさせる配色と意図しているのでしょうか。先ほどの「Delicate Spring」よりは、透明感は落ちるものの、くっきりと春を意識して気持ちを前面に出している感じがしますね。
配色が決まるだけで、すいすいと作り上げられて行きます。ほとんど同じパーツを使いつつも配色を変えるだけで、ずいぶんと印象が変わっていきます。
見つけた配色をカスタマイズ
さらに、同じパーツを使いつつ、一番最初のイメージからもう少しオレンジ系を加えた配色にしてみたいと思いました。いろいろ探してはみるものの、若々しさと、無邪気さが加えられた印象を与えられるような配色になかなか出会えません。
そこで、ベースとなる配色をみつけます。
[My kuler]の[Favorites]に保存し、カスタマイズします。
[My kuler]の[Favorites]に入っている配色を選択し、カスタマイズしましょう。
Create windowで、そのまま各色のトーンだけ変更してみましょう。
こうして出来上がったのが、こちらです。
プラスアルファで応用
さて、これまでのロマンチックなイメージから外れて他の配色も探してみることにしました。その配色にプラスアルファのイメージを加えてみます。このような使い方をすることで、単純に配色にとらわれずに応用がきくことがわかるはずです。
くっきりと涼しげに
「sandy beach」という配色をみつけました。砂浜と海をイメージさせる配色です。
この配色に、アクセントに澄み切った空と海をイメージさせて、太陽に反射したキラキラしたまぶしさ、浜辺に打ち上げられているガラスのイメージを加えてみました。
配色はついつい自分の好みに偏りがち
配色は、ついつい自分の好みに偏ってしまいがちになります。kulerを活用して、たまたま見かけた配色や、気になるキーワードに思い切ってチャレンジすることで新しい世界が開けることでしょう。
たまたま見かけた配色でチャレンジ
なんとなく、クリックを繰り返し眺めていたら、「こういう配色は普段つかわないなぁ」と思う配色「Catnap at the Pool」を見かけました。
試しに、左側2色をベースに、真ん中から右の配色をアクセントにしたネイルアートにチャレンジしてみました。
配色カラーのタイトルだけでなく、タグからでも拾える
検索する際は、タグも拾えます。それと一緒に、作者の意図も含めて探してみるのもいいでしょう。もちろん、配色のタイトルにこだわらずに自分が感じた配色をそのまま活用するのもいいですが、作者の意図をそのままに活用できるのがkulerの楽しみでもあります。
名詞だけでなく形容詞も
季節や具体的な名詞だけでなく、形容詞でも付けられるタグやタイトルも多くあります。イメージさせたい配色をなるべく具体的に探すのも一興です。
もちろん、ご自身が公開したい配色も、よりよく使ってもらうためにもタイトルやタグづけの工夫は必要です。ただ、あまり難しい言葉や一般的に使われない言葉を入れてしまうと、探してもらえなくなるので、そのあたりのバランスは必要ですね。
謝辞
忙しいお仕事の合間に時間を割いてくださった、ネイルアーティストの宮城リナさんにお礼申し上げます。