注目されるCGM
ユーザー密着型のデバイスであるスマートフォン
その中でも注目される業態がCGM
本連載では、
筆者は現在、
RettyもDECOPICも、
この連載の対象となる方
読者対象は以下になります。
- これからCGMサービスを立ち上げようと計画している人
- いまCGMサービスを運営していて、
スマホ戦略について考えたい人
補足
本連載でいうCGMは、
なぜスマホ時代にCGM成功のチャンスがあるのか
ユーザー密着型デバイスのスマホが拡大するのに伴い、
スマホとCGMの相性が良い点としては、
- スマホとCGMの相性が良い点
- スマホは常に手元にあるので、
ユーザー体験が発生する瞬間を逃さず発信しやすい (家に帰ってから投稿するつもり→結局投稿しない、 ということも起きにくい) - 隙間時間に投稿できる
- カメラと通信機が一体化しているので、
写真系コンテンツを集めやすい - 閲覧者からのリアクションを、
リアルタイムで受け取りやすい (投稿者がメリットを感じやすい) - 上記により、
相対的にPCよりもユーザーから発信されるコンテンツ・ アクションが多い
- スマホは常に手元にあるので、
逆に、
- スマホならではのCGMの問題点
- 気軽に投稿できる分、
断片的なコンテンツとなる - コンテンツの質にこだわりにくい、
意味の薄いコンテンツになりやすい - 相対的にPCよりユーザー層が低年齢なので、
サービスによってはマッチしないこともある
- 気軽に投稿できる分、
上記のような問題点を解消し、
CGMで成功しているサービス・失敗したサービス
CGMで成功しているサービスとしては、
これらのサービスは
反対に、
「iQON」
これらのサービスの共通点は、
- スマホに最適化された投稿UI
「写真のみ」 「短いテキスト」 など断片的なコンテンツを、 価値あるUXに昇華できている - 投稿者がリアクションや充実感を得やすい
- 継続的に、
ユーザーが増える仕組みがある
などが挙げられます。
失敗したサービス
成功したサービスもある反面、
グルメ系のCGMサービスで言うと、
2013年にリリースされた
サイバーエージェント系列のCAモバイルが運営する写真&音楽共有サービスの
これらのサービスに共通するのは、
(とくに投稿の) UIがわかりにくい、 使いづらい - ユーザーが投稿するメリットを見つけづらい
(インセンティブの不足、 リアクション設計の失敗) - ユーザーが継続的に増える仕組みがない
- 投稿を
「スマホに最適化された価値あるユーザー体験」 に変換することができない
などが挙げられるでしょう。
いったい何が問題なのか
これらの事例を見て思うのは、
連載第2回目以降は、
- CGMの理解
- CGMはどうやって成り立っているか
- Rettyの例
- 落とし穴
(ランキング疲れ、 ステマ、 あらし問題など)
- スマホ独自の問題
- UI
(狭い画面) - 断片的なコンテンツになりやすい
- 投稿者向け機能と、
閲覧者向け機能のバランスをどうとるか
- UI
- これからのCGM、
成功のポイント - ユーザー獲得
- コンテンツ数
- ビジネス