個人の持つスマートフォンやタブレット端末などを利用して、マルチプレイのゲームが楽しめるウェブサイト、『Chrome Super Sync Sports』です。
ウェブサイトに表示された手順に従って表示されたアドレスにアクセスすると、『Chrome Super Sync Sports』に接続した端末が、最大4人のマルチプレイが楽しめるゲームのコントローラーに早変わりします。参加者は画面を共有しながら、ランニング、サイクリング、スイミングの3つのゲームを、自分の持っている端末の画面を使って操作します。
"最も身近な端末"が広げる、新たな世界
『Chrome Super Sync Sports』では、スマートフォン、タブレットといった端末をゲームのコントローラーとして利用することで、誰もが手軽にゲームに参加できるようになっています。誰もがこうした端末を一人1台持つことが普通になった時代だからこそ、登場してきた方法だといえるでしょう。
最近では、個人が持つモバイル端末を上手に利用したプロモーションも増えています。昨年、AKQAが公開したクリスマス・コンテンツ『Mobile Orchestra』では、ユーザーが持ち寄ったモバイル端末がオーケストラの各パートとなって、クリスマス曲「Carol of the Bells」を演奏します。端末の数が増えるほど、演奏者の数が増え、演奏される楽曲がにぎやかになる様子は実に面白いです。
どの分野でも、共通する部分は、個人が身につけ、持ち歩き、使い慣れているデバイスをもっと利用しようとしているところです。『Chrome Super Sync Sports』では、単なるゲームのコントローラーという姿でしかありませんが、今後、こうした機能の拡張は広がりを見せるでしょう。どの分野から革新的で新しい使い方が生まれてくるのか想像できませんが、ウェブサイトに関しても、こうした事例が続々と登場してくることを期待せずにはいられません。