2018年7月27日から29日までの3日間、新潟県の苗場スキー場で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’18」のアーティストパフォーマンスをライブ配信した、Fuji Rock Festival (YouTube Channel)です。
「FUJI ROCK FESTIVAL」は、2018年で22回目の開催となりますが、今回初めて、ライブ配信が実施されました。YouTubeの公式チャンネルを使い、「FUJI ROCK FESTIVAL'18 LIVE ON YOUTUBE」と銘打たれたライブ配信では、4つのステージでのパフォーマンスが3日間配信(再放送あり)され、見逃した場合も最長4時間まで巻き戻して視聴できるといった、ユーザーの利便性も配慮されたものでした。
現地からのライブ中継で、何が生まれるか?
「FUJI ROCK FESTIVAL」は山間部での開催となるためのため、夏でも寒さ対策が必要なこと、高い確率で雨が降るため雨具や履物の準備が必要など、参加するために必要な事前準備が重要となっています。さらに宿泊を伴う場合には、より多くの準備が必要です。
こうした状況をクリアしてくれるのが、「FUJI ROCK FESTIVAL」を紹介してくれる様々なウェブサイトです。参加するための準備をわかりやすくまとめ、楽しみ方を紹介するといった内容なのですが、こうしたウェブサイトが存在するほど、初参加するにはなかなかハードルの高いイベントであることがわかります。
「FUJI ROCK FESTIVAL」は、毎年観客動員数を発表していますが、ここ数年の来場者数は頭打ち(2014年は102,000人、2015年は115,000人、2016年は125,000人、2017年は125,000人、2018年は125,000人)となっています。今回のライブ配信は、こうした状況を変えられる可能性を秘めています。
Googleの「Google Home Hub」、Amazonの「Echo Show」、Facebookの「Portal」と、多少の機能の違いこそあれ、どの企業からも同じタイミングでスマートディスプレイが発表されるということは、「家庭内」という特別な場所におけるデータの奪い合いが、いよいよ始まったことを意味します。スマートディスプレイの新機能と生活領域における使用の拡大を期待しつつ、こうした各社の動きについても、しっかりと注視していきたいと思います。
「Paving for Pizza」キャンペーンが行われているアメリカは、合衆国(50の州と連邦区の連合体)のため、地方自治体や州政府の予算は国家予算とは別会計です。自治体の予算は、少数の富裕層や地元の大企業の収める税収で成り立っていることも多く、決して余裕のある財政状態ではありません。このようなアメリカでは、地方自治体が財政破産することは珍しくありません。カリフォルニア州ストックトンやロードアイランド州セントラルフォールズ、最近の事例では、2013年のミシガン州デトロイト市の財政破綻が有名でしょう。そのため、地方自治体の予算は、まず絶対に必要な市民サービスへと回され、多少の不具合があっても問題のない道路の整備は、後回しにされることが多いのです。
こうした状況を利用した「Paving for Pizza」キャンペーンですが、単なる広告としての行為が全面に押し出されていれば、大手のマスコミやSNSでの話題の広がりを見せることはなかったでしょう。車社会のアメリカでどの自治体でも後回しにされている、道路を舗装して直すという「誰もがありがたいと感じる行為」を誠実に行うことで、多くの人から支持を得ただけでなく、広告以上のイメージ向上効果を発生させました。