Windows 8はその発売日を10月26日に控え、徐々にユーザからの注目が高まってきていいます。このWindows 8はPC、 モバイル、タブレット等の複数のWindowsデバイスに実装される予定です。したがって、今回のリリースは、今までのWindowsのバージョンアップとは違い、PC向けの次世代OSにとどまる事無く、モバイル向けのOSとしての側面もあります。
Windows 8のデスクトップを見ると一目瞭然なのですが、アプリケーションとネットサービスのパネル(アイコン)が共存しています。従来のOSではOffice系を始めとしたダウンロード型ソフトウェアアプリケーションはアイコンから、TwitterやFacebookに代表されるようなWebサービスはブラウザからというのが一般的なインターフェース要素でした。しかしながら、今回のOSでは、ダウンロード型/クラウド型、また、ローカル型/クラウド型サービスの境目を超えて、全てのアプリケーションおよびオンラインサービスをユーザにとってのツールとして提供しています。
今回の新しいOS、 Windows 8が目指すユーザエクスペリエンスは、“fast and fluid” がキーワードになります。これは、ユーザが”軽く、素早く、スムーズ”な操作性を体感出来る様なエクスペリエンスデザインが施されています。実際に操作してみても、パネルの動きや文字の表示タイミング等が絶妙に設計されており、非常にスムーズな印象を受けます。
Windows 8の全体を構成するデザインの特徴としては、まずフラットなパネルにSegoe UIと呼ばれる独自のフォントを利用したスタイリッシュなタイポグラフィー、そして、モノトーンを採用たアイコンデザインで、かなりモダンな印象を与えます。これは、iOSが3Dやアクアエフェクトを活用した可愛い系、AndroidがiOSの模倣であるのに対し、Windows 8は全く違う方向性で、”Metro”と呼ばれるヨーロッパ風のスリークなデザインを打ち出しています。これが原因か、アメリカではこのデザインがあまり良いと感じないユーザもいるようです。