直接会って何かを伝えるときには、
また日常の会話でも、
言葉と言葉の切れ目を分かりやくする
人は、
以下の例文を参考に、
【例】
- 同じ種別の文字が連続しないよう言葉を置き換える
「即時対応致します」
→「速やかに対応させて頂きます」
- 言葉の切れ目を異なる種別の文字で表記する
「随時御質問下さい。なんでもおこたえいたします。」
→「随時ご質問ください。何でもお答え致します。」
- 単語の境界を記号で囲む/
区切る 「サマーシーズンスペシャルセールへようこそ」
→「『サマーシーズン・ スペシャルセール』 へようこそ」
- 意味の切れ目に読点を打つ
「わからないことがありましたらどうぞなんなりと」
→「わからないことがありましたら、 どうぞなんなりと」
なるべく易しい表記を選ぶ
パソコンを使って文章を書いていると、
印刷物では読み仮名を付けるという手も良く用いられますが、
表外漢字
義務教育で教わる漢字の範囲は、
【例】
- 「ご請求先を一箇所に纏めることも出来ます」
→「ご請求先を一か所にまとめることも出来ます」
表外音訓
常用漢字表には、
【例】
- 「最後まであきらめず任務を完うします」
→「最後まであきらめず任務を全うします」
当て字
当て字は、
【例】
- 「出鱈目な情報は、
その存在自体が社会悪です」
→「デタラメな情報は、 その存在自体が社会悪です」
なるべく一般的な言葉を選ぶ
持っている語彙の量や種類は人それぞれです。あなたにとって当たり前の言葉が、
"よそゆき"の表現
人前に出す文章では、
【例】
- 「"マーケティング"を謳いながら・
・ ・」
→「"マーケティング"などと言っておいて・ ・ ・」
専門用語・略語
専門用語・
【例】
- 「LPOの導入でコンバージョンをアップさせます」
→「LPO (ランディングページ最適化技術) の導入で成約率をアップさせます」
複数解釈出来る部分を無くす/曖昧な表現を避ける
文中に複数の解釈が出来る部分や曖昧な表現があると、
【例】
- 修飾語・
被修飾語は近づける 「新たな当店のサービスは・ ・ ・」
→「当店の新たなサービスは・ ・ ・」
(「新たに(オープンした)当店のサービス」という意味にも取れる状態を回避)
- 舌足らずな部分に言葉を補う
「新たな当店のサービスは・ ・ ・」
→「新たにオープンした当店のサービスは・ ・ ・」
(「当店の新たなサービス」という意味にも取れる状態を回避)
- 「てにをは」
を正しく付ける 「当店のお客さまにお勧めする商品は・ ・ ・」
→「当店がお客さまにお勧めする商品は・ ・ ・」
(「当店のお客さま」という意味にも取れる状態を回避)
- なるべくストレートな表現を選ぶ
「場合によっては保証修理が出来なくもありません。」
→「保証修理が出来る場合もあります。」
(修理出来るのか出来ないのかをハッキリさせる)「食器洗剤的な用途などにも使えるような自然成分100%のクリーナーです」
→「食器洗剤としての用途にも使える自然成分100%のクリーナーです」
(結局何に使うクリーナーなのかをハッキリさせる)
「最後に直せば良い」は禁物
以上のような用字用語の問題は