しどろもどろのスピーチを聴くのは誰でも苦痛なものです。文章も同様に、
人は頭の中で声を出しながら文章を読んでいきます。まずは以下を参考に、
読点は出来るだけ少なめに、適切な位置に
はじめに注意したいのが読点
例文のように無いと読み間違える・
【例】
- むやみに打たない
「防水性の、 高い製品なので、 どんな大雨でも、 安心です」
→「防水性の高い製品なので、 どんな大雨でも安心です」
- 無いと言葉の切れ目がはっきりしないときに打つ
「当社でははっきりとした対応を~」
→「当社では、 はっきりとした対応を」
- 情報を列挙するときに打つ
「この商品のサイズは高さ90cm幅130cm奥行き100cmです」
→「この商品のサイズは、 高さ90cm、 幅130cm、 奥行き100cmです」
- 接続詞の後に打つ
「そしてこの商品の最大の特徴が」
→「そして、 この商品の最大の特徴が」
一文は短めに区切る
次に注意したいのが、
【例】
- 「忙しい毎日を頑張っているお父様のために、
毎月1回、 専門医が直接ご家庭に訪問して、 健康診断と栄養指導を実施するとともに、 万一の入院時にはなんと2日目から休業保障が付くなど、 とにかく"安心"を第一に考えてご用意した保険プランです。」 (113字)
↓ - 「忙しい毎日を頑張っているお父様のために、
とにかく"安心"を第一に考えてご用意した保険プランです。毎月1回、 専門医が直接ご家庭に訪問して、 健康診断と栄養指導を実施。万一の入院時にはなんと2日目から休業保障がつきます。」 (48字 32字 26字)
接続詞は出来るだけ減らす
説明的な文章ではついつい接続詞を多く使ってしまいがちです。接続詞が多いと"ぶつ切り感"が出て文章のリズムを崩します。話の展開が大きく変わる部分を除いて、
同じ形を3回以上繰り返さない
文中で同じ音が何度も繰り返されると、
【例】
- 連続して同じ音でつながない
- 「あなたの指定のジャンルの新譜のCDを毎週お届けします」
→「あなたが指定したジャンルで新譜のCDを毎週お届けします」 - 同じ文末表現を繰り返さない
「小腹が空いたときにピッタリの量になっています。たった5分で出来たてのおいしさを再現します。カロリー控えめでダイエットにも向いています。」
→「小腹が空いたときにピッタリの量になっています。たった5分で出来たてのおいしさを再現。カロリー控えめでダイエットにも効果的です」
修飾部/被修飾部の配置に気を付ける
修飾部はメッセージの
もし修飾部と被修飾部が離れていたり、
【例】
- 修飾部は被修飾部と近接させる
「明確な、 弊社の特徴は・ ・ ・」
→「弊社の明確な特徴は・ ・ ・」
- 長いものから順に書く
「一般的な、 あらかじめストックされた商品を加工する製法とは異なり・ ・ ・」
→「あらかじめストックされた商品を加工する、 一般的な製法とは異なり・ ・ ・」
長い括弧書きの挿入は避ける
説明の意味を補足するために、
冗漫な表現を削る
同じ意味の言葉を重ねてしまったり、
【例】
- 同じ意味を持つ言葉の重複を無くす
「8/ 1~8/ 31の一ヶ月間に限り~」
→「8月に限り~」
- 無くても意味が通じる言葉を削る
「~することが出来ます」
→「~出来ます」
まとめ
以上3回にわたり、