Servlet 2.5/JSP 2.1に対応したTomcat 6の安定版が、2007年3月1日にリリースされました。基本は5.5系列を改良したもので「メモリ使用量の最適化」「APR/NIO APIのサポート」「クラスタリング機能のリファクタリング」が特徴となっています。ほかにCometのサポートといった先進的な機能も提供しています。
バージョン6への移行方法として、
- Java 5が必要
- ディレクトリ構成の変更
- クラスローディングの変更
- ロギングAPIのパッケージ名の変更
- コネクタのSSL利用時におけるSSLEnabledフラグが必須
- クラスタリング設定の変更
が挙げられています。
新しい機能については、まだリリースされたばかりなので業務で利用するのは危険ですが、NIOコネクタを利用すると1万以上もの同時接続を可能にするなどの情報も見受けられますので、パフォーマンスに悩みを抱えている人にとっては技術検証を行う価値がありそうです。
URL:http://tomcat.apache.org/