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Microsoft、「Silverlight 1.0」正式版リリース

Microsoft が2007年9月4日にSilverlight 1.0を正式版としてリリースしました。SilverlightはWebブラウザ上でRIAを実現するプラグインです。現在はWindows用とMac OS X用が用意されており、Linux対応も視野に入れているようです。

開発者向けにSDKも公開されており、JavaScriptとXMLの知識があればすぐに開発を始めることができます。具体的な開発手順は、

  1. Silverlightを実行するWebブラウザプラグインをインストールする
  2. HTMLファイルを作成し、scriptタグに「Silverlight.js」⁠SDKに同梱)を指定する
  3. JavaScriptコードでSilverlight.createObject( )をcallする処理を記述する
  4. XAMLというXMLファイルを作成する

となります。最も簡単なSilverlightアプリケーションはリスト1~2のHTMLとXAMLからなり、ブラウザでHTMLを表示させると図1のようになります。

次期バージョン1.1では、JavaScript以外の.NET言語でSilverlightアプリケーションを作成することもできるようになります。

FlexやAIRなど新しい関連技術を次々にリリースして盛り上がりを見せているFlashにどれだけ巻き返しできるかが注目です。

リスト1 hello.html
<html>
  <head>
    <title>Hello Silverlight</title>
    <script type="text/javascript" src="Silverlight.js"></script>
  </head>
  <body>
<div id="sl" />
<script type="text/javascript">
    var elem = document.getElementById("sl");
    Silverlight.createObject("hello.xaml", elem, "hello",
    {width:'300', height:'300', version:'1.0'}, null, null);
</script>
  </body>
</html>
リスト2 hello.xaml
<Canvas
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/client/2007"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml">
  <Ellipse Height="200" Width="200" Stroke="Black" StrokeThickness="10"
           Fill="SlateBlue" Canvas.Top="30" Canvas.Left="30" />
</Canvas>
図1 リスト1~2の実行結果
図1 リスト1~2の実行結果

URLhttp://www.microsoft.com/japan/silverlight/

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