2007年11月5日、Googleほかモバイル関連企業34社が立ち上げた団体「The Open Handset Alliance」はモバイルアプリケーションのプラットフォーム「Android」を発表し、12日にGoogle CodeにてSDKを公開しました。
Android SDKはWindows、Mac OS X、Linux用が用意され、エミュレータも付属しています(図1)。また、Eclipseプラグインも提供されています。
プログラミング言語はJavaで記述し、UIの定義にXMLを利用します。さらに、WebブラウザにWebKit、データベースにSQLite、3DにOpenGLが使われるなど豊富な機能を取り揃えているので、開発者にとっては制限事項が少ない新たなプラットフォームが増え、喜ばしいことです。
ただ、Androidは「Dalvik」という独自VMを採用しており、Sun MicrosystemsなどのJava VMとは互換性がありません。現在この違いについていろいろなブログで激しい論議が起こっています。
また、2008年1月2日から総額11億円以上(1千万ドル)もの賞金をかけたプログラミングコンテスト「Android Developer Challenge」も開催するようです。
URL:http://code.google.com/android/