2008年3月6日、Appleはアメリカ本社にてiPhoneのイベントを開催し、iPhone SDKを発表、公開しました(図1)。会員登録を行うと誰でもダウンロードできます。
SDKにはXcodeをはじめとした開発ツールやAPI、シミュレータが含まれています。Webアプリケーション用のDashcodeやパフォーマンス解析ツールのInstrumentsなど特に開発ツールは充実しており、デスクトップアプリケーションと遜色ない環境で開発できます。
プログラミング言語にはあまり馴染みのないObjective-Cを使いますが、C言語に若干の拡張を加えたものですので、C言語を習得しているならば基本文法は1日もかからずに覚えることができます。
現在SDKはベータ版で、2008年6月に正式版がリリースされる予定ですが、SDKを使って開発したアプリケーションを実機にインストールしたり配布したりするには年間99ドルの費用がかかる「iPhone Developer Program」に加入する必要があります。
また、AdobeやSun Microsystemsが、正式版までにFlashやJavaを入れられるようにする動きがあるようです。
URL:http://developer.apple.com/iphone/