人間は誰しも「恐怖症」または「苦手意識」「食わず嫌い」を持っています。我々エンジニアの世界にもいろいろな恐怖症があります。英語のドキュメント、ライブラリのソース解析、アセンブリ言語、数学……。
この件に関してブログや実際に会った人の話を聞いたところ、少しおもしろいことがわかりました。上記の問題を克服した人は一様に、「やってみるとそんなに難しくないよ」と言うのです。
私も実際いくつかの恐怖症を克服してきた(つもり)のですが、確かにすべてではありませんが、克服前に想像していたよりはそんなに険しくなかったという印象があります(もちろんやっぱり難しくて挫折中なものもあります)。
ただ、この思ったより簡単だったという印象は、実際には(使い方を間違えていますが)「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なのではないかと思います。私は、克服したものに関して、どれも真剣に立ち向かうよい機会に恵まれたから克服できた、と思っています。それは、仕事をこなすために必要に迫られて取り組んだケースや、勉強会の題材に利用するために挑戦してみたケースなどさまざまです。「難しい本でも100回読めば理解できる」という言葉があるように、どれだけ立ち向かう機会を多くするかがポイントのような気がします。