2009年3月13日、Googleは「JaikuEngine」をApache License 2.0ライセンスのオープンソースとしてGoogle Codeにて公開しました。JaikuEngineは、Google App Engine上で動作するTwitter風マイクロブログ環境です。
JaikuEngineはGoogleでホスティングしているJaikuをオープンソース化したものです。Jaikuはもともとフィンランドのベンチャー企業によって立ち上げられたサービスで、2007年にGoogleが買収しました。しかし2009年1月にGoogle Video、Google Notebookなどのサービスとともに開発停止が発表され、今後の動きが心配されていました。
JaikuEngineはPythonで作られており、Djangoベースになっています。クライアント環境にGoogle App Engine SDKをインストールしてapp.yamlに若干の修正を施せば、ローカルで動作させることもできます(図1)。現在Twitterが流行っており、Twitterライクなサービスが増えています。DjangoやGoogle App Engineのサンプルコードとしてだけでなく、マイクロブログツールを作るときの参考としても利用できそうです。
URL:http://code.google.com/p/jaikuengine/