米Yahoo!に在籍し、過去にeBayのUIデザインを担当していたLuke Wroblewski氏によるブログ記事です。3億を超えるユーザを抱えるFacebookのデザインチームが、どのような体制で取り組んでいるかについて解説しています。記事では次の4つのポイントに分けています。
- 始めから終わりまで関わる
- 早めにこまめに共有する
- 細かい部分までやる
- 愛着を抱かない
ビジュアルやデータの構造を設計し、実際のデータに当てはめた際のバランスをすばやく調節できるよう、デザイナをはじめから関わらせるよう心がけているようです。また、自社ツール「Pixelcloud」を用いて、画像ベースでチーム内の情報共有をこまめに行っています。そして、技術側との連携をスムーズにし、すばやいイテレーションを実現するために、HTMLやCSS、ときにはPHPのコードを書くことが求められます。しかし、じっくり手をかけたからといってずっと残しておきたいと愛着を持つことに対して否定的な立場をとっています。良いものは常に変化しているため、継続的な変化を受け入れることを良しとしているようです。デザインを変えなかった最も長い期間はトップページの18ヵ月だそうです。
記事の内容を見る限り、アジャイル開発手法と非常に似ている気がします。手法において、開発もデザインも根本的な部分は変わらないものなのかもしれません。
URL:http://www.lukew.com/ff/entry.asp?879