オープンソースのWindows用ターミナルエミュレータ「Poderosa」の作者である岡嶋大介氏によるブログ記事です。岡嶋氏が経営する会社の人材を増やすべく、求人サイトを使って募集し、応募者に対してプログラミングの実技試験を行いました。任意の言語や環境を使ってプログラミングを行い問題を解くものでしたが、42人の受験者がいる中で正解を提出できたのはたった2人だったようです。この結果は岡嶋氏が当初予想していたものとは大きく違ったようで、厳しい総評をブログに書いたところコメントなどで反響があり、今回の記事にて試験問題を公開するに至りました。
問題は、テキストベースで作られた迷路のスタートからゴールまでの最短経路を求めるというものです。この記事が公開されたあと、いろいろなブログにて「解いてみた」記事が続々と投稿され「A*アルゴリズムを使えばよい」「ダイクストラ法で解ける」「幅優先探索で十分」など解法について解説したり、「試験問題としてふさわしくない」「思ったより時間がかかった」「プログラマとしてこれぐらい解けて当たり前」など解いたあとの感想を述べたりといった、さまざまな反応がありました。
ちなみに私が見た中で最も好きな解答は、Emacs Lispで書かれ、実行すると最短経路を探る過程をアニメーションで表現するものです。
URL:http://okajima.air-nifty.com/b/2010/01/post-abc6.html